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ソマールJP:8152
沿革
1948-02 | 事業の規模拡大に伴い曽谷正(当社初代社長)が神戸市中央区栄町通において資本金 195千円にて兵庫建材株式会社を設立。 |
1948-03 | 輸入農薬の市場開発を開始し、化学品専門商社として第一歩を踏みだす。 |
1948-08 | 本社を神戸市中央区下山手通に移転。 |
1949-06 | 丸正産業株式会社に商号変更。 |
1952-06 | 東京営業所開設(1962年10月本社移転に伴い本社に吸収)。 |
1956-03 | 大阪営業所開設(1958年10月本社移転に伴い本社に吸収)。 |
1956-04 | 小台研究所(東京都足立区)を開設。 |
1958-10 | 本社を大阪市北区梅田に移転。 |
1959-01 | 名古屋営業所開設(現 名古屋支店)。 |
1962-10 | 本社を東京都中央区銀座四丁目に移転(本社移転に伴い大阪本社は大阪営業所(現 大阪支店)となる)。 |
1962-11 | 小台研究所を分離独立させ、ソマール工業株式会社を設立し、研究開発と製造の拠点とする。 |
1967-02 | ソマール工業株式会社を埼玉県草加市に移転(現 草加事業所)。 |
1984-01 | ソマール工業株式会社を吸収合併、「ソマール株式会社」に商号変更。 |
1985-08 | 日本証券業協会東京地区協会の店頭売買銘柄に登録。 |
1986-06 | 草加事業所のN計画(研究棟・生産棟・エネルギー棟等の建設及びユーティリティー充実)完成。 |
1988-10 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1989-12 | スイス・フラン建転換社債 6,000万スイスフランを発行。 |
1995-08 | 品質マネジメントシステムの国際規格 ISO 9001 認証を取得。 |
1998-09 | 環境マネジメントシステムの国際規格 ISO 14001 認証を取得(第二次N計画実施に伴い、2001年11月再取得)。 |
2001-08 | 草加事業所の第二次N計画実施(新コーティング工場の建設、製造インフラ設備の強化)。 |
2006-04 | 香港に索馬龍(香港)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2007-05 | 中国広東省に索馬龍精細化工(珠海)有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2008-06 | 宮城県仙台市青葉区にソマテック株式会社(2016年 2月 清算結了)を設立。 |
2008-09 | 台湾台北県中和市に台灣索馬龍股份有限公司(現・連結子会社)を設立。 |
2008-10 | タイバンコク都にSiam Somar Co., Ltd.(現・連結子会社)を設立。 |
2011-05 | タイチョンブリ県にChonburi Factory(Siam Somar Co.,Ltd.)を竣工。 |
2013-10 | 高機能材料事業の北米OEM生産拠点を構築。 |
2014-01 | インドカルナータカ州(バンガロール市)にSomar Corporation India Pvt.Ltd.(現・連結子会社)を設立。 |
2014-08 | 中国広東省に高欄港工場(索馬龍精細化工(珠海)有限公司)を竣工。 |
2014-09 | 自動車業界の製造業における国際規格 ISO/TS 16949 認証を取得。 |
2017-04 | 米国ニューヨーク州にSomar North America Corporation(現・連結子会社)を設立。 |
2018-09 | 自動車業界の製造業における国際規格 IATF 16949 認証を取得。 |
2018-12 | オランダ北ホラント州にSomar Europe B.V.(現・連結子会社)を設立。 |
2019-02 | ベトナムハノイ市にSOMAR VIETNAM CORPORATION Co.,Ltd.(現・連結子会社)を設立。 |
2020-07 | シンガポールにSOMAR (SINGAPORE) PTE.LTD.(現・連結子会社)を設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。 |
事業内容
ソマールは、自社および10社の子会社とその他の関係会社から構成される企業グループであり、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、高機能材料事業、環境材料事業、食品材料事業、およびその他の新規開発事業が含まれます。
高機能材料事業では、電子部品用フィルム、粘接着フィルム、精密部品用フィルム、産業資材用フィルム、設計・複写用フィルム、サイン用フィルム、受託生産などのコーティング製品を提供しています。また、電気絶縁用樹脂、電子部品用接着・封止樹脂、レジスト材料、洗浄剤、回路基板材料、回路形成材料、アラミッド材料、機能性フィルム、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、樹脂用添加剤などの高機能樹脂製品と電子材料を扱っています。
環境材料事業では、工業用殺菌剤、製紙用ケミカルズ、紙塗工用バインダー、製紙関連ケミカルズなどのファインケミカルズと製紙用化学品を提供しています。
食品材料事業では、増粘安定剤、乾燥野菜、食品添加物などの食品素材等を扱っています。
その他の事業としては、新規開発事業関連製品を展開しています。
また、ソマールグループには、ゴルフ練習場経営、総合リース業、ゴルフ場用品の販売及び保険代理業、投資顧問業、ゴルフ場経営及び不動産賃貸管理業、有価証券の売買などを行う関係会社がありますが、これらの活動は主要な事業セグメントとは直接関連していません。
経営方針
ソマールは、高い企業倫理を基盤とし、社会に貢献する企業を目指しています。同社は、長年にわたり培ってきた独自のコア技術を強化し、これらを総合的に活用して独自の事業領域を構築することで、開発型企業としての位置づけを高めています。また、グローバル市場における企業品質の向上、成長分野への重点的な事業展開、そして次世代技術への積極的な取り組みを推進しています。
特に、電子回路基板や自動車電装部品、デジタル光学機器部品などのエレクトロニクス関連分野において、同社独自のコア技術が活用されることが期待されています。これらの分野は、今後も成長が見込まれる重要な領域と位置づけられており、同社は海外新興市場や北米、欧州市場での事業活動を積極的に推進しています。商事機能とメーカー機能を併せ持ち、複雑・多様な課題解決に向けた提案、新たな市場の開拓、技術開発へのチャレンジを通じて、テクノロジーパートナーとしての存在価値を高めています。
経営上の目標達成に向けては、売上高営業利益率や総資産経常利益率などの指標を重視し、利益金額の増加やキャッシュフローの創出を重要な経営指標として掲げています。高付加価値製品の拡販や新製品の開発、グローバル展開の強化を通じて、業績の拡大及び企業価値の増大を目指しています。
さらに、新規事業領域の育成、独自の情報・生産・物流網の強化、ガバナンス体制の強化など、次のステージへの飛躍に向けた重要な課題に取り組んでいます。これらの施策を通じて、ソマールは持続的な成長と社会への貢献を目指しています。