キングJP:8118

時価総額
¥183.1億
PER
38.6倍
レディスアパレル・ファッショングッズの卸売、アパレル用附属品・販促資材の卸売、企画・販売・事務業務代行、テキスタイルの卸売、オフィスビル賃貸。

沿革

1946-03故山田松義が個人で悉皆業山田商店を創業
1948-09株式会社キング染工芸社を設立し、京都市中京区に本社を置き、呉服業開始
1949-09キング染織株式会社に社名変更し、本社を京都市下京区に移転
呉服からテキスタイルに転換開始
1957-02東京都千代田区に出張所を開設
1958-06本社を京都市中京区に移転
1960-12東京出張所を中央区に移転(日本橋店)
1961-07キング商事株式会社に社名変更
1968-03レディスアパレルに進出
1968-05福岡市博多区に福岡店を設置
1970-04大阪市東区に大阪店を設置
1972-04京都市下京区に本社新築
1974-10東京都品川区に五反田店新築
1977-09東京都品川区に第二五反田店を開設
1978-03株式会社キングに社名変更
1978-09大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式上場
1980-05西独デュッセルドルフに海外駐在員事務所開設
1981-03大阪府吹田市に大阪店新築
1982-01株式会社プリンスエイジェンシー設立
1983-10株式会社ポーン設立(現 連結子会社)
1984-04株式会社東京ベリータ設立
1986-04株式会社ザ・ケイ・コレクション設立
1987-10株式会社エス企画設立(現 連結子会社)
1988-07ケイ・サービス株式会社設立
1988-12東京都渋谷区に原宿オフィス、千駄ヶ谷オフィスを開設
西独デュッセルドルフ海外駐在員事務所を閉鎖
1990-01五反田店を東京本社に、第二五反田店を五反田店に、それぞれ名称を変更
1993-12東京都品川区に東京本社アネックス店を開設し、原宿オフィス、千駄ヶ谷オフィスを移転
1996-03東京都品川区(東京本社隣接地)に東京本社新築(第一期工事)
1996-09大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定
1997-04東京都渋谷区に原宿アネックスを開設し、日本橋店を移転
1998-06福岡店を大阪店に統合
1998-08東京都品川区に東京本社を新築(第二期工事)し、五反田店、東京本社アネックス店を統合
2000-04株式会社東京ベリータとケイ・サービス株式会社が合併し、株式会社キングファッションサービスに社名変更
2001-07本社機能を本社(京都)から大阪店に移転すると共に、大阪店を大阪本社に、本社(京都)を京都本店(登記上の本店)に、それぞれ名称を変更
株式会社キングファッションサービスが株式会社キングアパレルサポート(現 連結子会社)に社名変更
2001-12東京都渋谷区に渋谷店を開設し、原宿アネックスを移転
2003-04株式会社ザ・ケイ・コレクションを吸収合併
株式会社キングテキスタイル設立
2010-04本社機能を大阪本社から東京本社に移転すると共に、大阪本社を大阪店に名称を変更
株式会社ポーンが株式会社キングテキスタイルを吸収合併
2013-07大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第一部に上場
2016-03株式会社プリンスエイジェンシーを清算
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
2022-10株式会社プリマ設立(現 連結子会社)

事業内容

キンググループは、主に衣料品等の繊維品事業と不動産賃貸事業を展開している企業体です。このグループはキングを含む5社で構成され、それぞれが特定のセグメントに焦点を当てた事業活動を行っています。

アパレル事業では、キングがレディスアパレルやファッショングッズの卸売を手掛けています。また、エス企画はアパレル用の附属品や販促資材の卸売を行い、キングやプリマに商品を供給しています。キングアパレルサポートは、企画や販売、事務業務の代行を提供し、キング、ポーン、プリマがそのサービスを利用しています。

テキスタイル事業においては、ポーンがテキスタイルの卸売を行い、キングに商品を供給しています。これにより、キンググループ内での繊維製品の流通が促進されています。

エステート事業では、キングが主にオフィスビルの賃貸を行っており、不動産賃貸市場におけるニーズに応えています。

これらの事業セグメントを通じて、キンググループは繊維産業と不動産市場の両方でその存在感を示しており、多角的なビジネスモデルを展開しています。

経営方針

キンググループは、繊維品事業と不動産賃貸事業を軸に展開する企業体であり、その成長戦略は「もの言わぬものに、もの言わせるものづくり」という社是と、「常に社会と生活者を見つめ、たゆまぬ創造と変革を行い、より充実した生活にしよう」という企業理念に基づいています。同社は、ファッション産業における本業に徹し、ベターアップ商品のクリエーション展開に特化。素材、品質、着心地、ファッション性の全てにわたってハイクオリティを目指しています。また、企業規模の大小にとらわれず、その存在価値が全ての利害関係者から認められるエクセレントカンパニーを目指し、安定した収益と成長を確保することを経営の基本方針としています。

中長期的な経営戦略として、キンググループはアパレル事業において、キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化し、高品質・高感度商品の提供や、適切な店頭展開とサービスの実施によりブランドロイヤリティを向上させることを目指しています。さらに、ショップ開拓やブランド開発に注力し、ブランド間競争における優位性を確保すると共に、生産コストの合理化や諸経費の効率的使用により、安定的な発展を追求しています。

経営環境としては、アフターコロナに向けた規制緩和と経済活動の正常化が期待される一方で、原材料価格や物価の高騰等による不透明感が続くと予想されます。このような状況下、キンググループは「強いものづくり」を基軸に、「上等・上質=プレミアム」にこだわった高付加価値商品の追求、新ブランドの展開、収益性を重視した施策の実施、SNSやWebサイトを活用した顧客とのコミュニケーション強化に努めています。また、店頭運営力の向上、固定費の削減や生産管理機能の強化を通じて、質の高い事業構造の継続的、安定的な発展を目指しています。