カナデンJP:8081

時価総額
¥475.2億
PER
12.1倍
FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスの4部門で、三菱電機のFA機器や電子機器、昇降機設備、半導体などの販売とエンジニアリングサービスを展開。

事業内容

カナデンは、主に4つの事業セグメントを展開しています。これらは、FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスの各部門です。これらの事業は、製造業からインフラ、情報通信まで幅広い分野にわたっています。

FAシステム部門では、製造ラインの自動化やIoTを活用したソリューションを提供しています。具体的には、コントローラや駆動制御機器、レーザ加工機、放電加工機などのメカトロニクス商品を販売しています。主要な関係会社には、髙島電機やKANADEN VIETNAM CO.,LTD.などがあります。

ビル設備部門では、無停電電源装置や昇降機、省エネ化を考慮した空調機器、住宅設備機器などを取り扱っています。また、エネルギーマネジメントシステムも提供しています。カナデンエンジニアリングが据付やサービスを担当しています。

インフラ部門では、交通事業者向けに変電電力設備やLED機器、情報通信機器を提供しています。また、交通安全システムや防衛装備品、太陽光発電設備、地域防災システムなども取り扱っています。この部門は社会基盤整備に貢献しています。

情通・デバイス部門では、情報通信機器や自動車、産業機器に不可欠な半導体、電子デバイス部品を販売しています。また、映像ソリューションシステムやセキュリティシステム、電子医療装置も提供しています。科拿電(香港)有限公司などが主要な関係会社です。

経営方針

カナデンは、技術と創意を駆使して未来を切り拓くことをミッションとし、社会に新たな価値を提供することを目指しています。中期経営計画「Electronics Solutions・Company 2025(ES・C2025)」では、持続的な成長を実現するための収益構造の強化を掲げています。この計画は、2025年度を最終年度とし、社会課題の解決に貢献するエレクトロニクスソリューションズ・カンパニーを目指しています。

カナデンは、技術力と企画力を高め、パートナー企業との連携を強化することで、高付加価値ビジネスを追求しています。特に、環境・エネルギー分野やロボット・自動化分野、5G・IoT・AI対応分野への取り組みを強化し、社会の変化に即応する企業を目指しています。また、デジタルトランスフォーメーションを推進し、業務の効率化やビジネスモデルの変革を図っています。

さらに、カナデンは多様な人材が活躍できる環境を整備し、戦略的投資を通じて新分野への事業拡大を図っています。公明正大な経営を実践し、コーポレート・ガバナンス体制を強化することで、健全で透明性の高い経営を目指しています。これらの施策を通じて、カナデンは持続的な成長を実現し、社会に貢献することを目指しています。