KYORITSUJP:7795

時価総額
¥95.5億
PER
7.7倍
情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業を展開し、電子書籍、商業印刷、生分解性プラスチック製造、ロジスティック事業などを手がける。

事業内容

KYORITSUは、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業、BPO事業の4つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその連結子会社11社、非連結子会社1社によって構成されています。

情報デジタル事業では、電子書籍事業や総合広告代理業、映像制作、DMサービスを手がけています。このセグメントには、共立印刷株式会社や株式会社暁NEXT、株式会社西川印刷などが関与しています。

プリントメディア事業では、カタログやチラシ、パンフレットなどの商業印刷、書籍や雑誌などの出版印刷を行っています。この分野でも共立印刷株式会社や株式会社暁印刷、株式会社西川印刷が主要な関係会社として活動しています。

環境事業では、生分解性プラスチック製造やプラスチック類再生、RPF燃料製造、一般・産業廃棄物処理を行っています。株式会社今野や株式会社山陰クリエート、株式会社インターメディア・コミュニケーションズがこの事業に関与しています。

BPO事業では、ロジスティック事業や商業流通事業を展開しています。このセグメントには、共立印刷株式会社や株式会社暁印刷が関与しています。これらの事業を通じて、KYORITSUは多様なサービスを提供しています。

経営方針

KYORITSUは、変化する市場環境に対応するため、全社的な「品質保証」と「収益向上」のプロジェクトを推進しています。これにより、各部門が情報を共有し、全体最適を目指した事業戦略を策定しています。また、製造品質会議を通じて、受注媒体ごとに製品の品質を高める取り組みを行っています。

同社は中長期的な目標として、売上高500億円以上、営業利益率5.0%以上、自己資本比率40%以上を掲げています。これを達成するため、サービス改善と事業領域の拡大に注力し、持続的な成長を目指しています。合理的な製造基盤を活用し、効率性と収益性を確保する方針です。

KYORITSUは、情報デジタル事業の強化を目的に、テレビ通販制作会社や広告代理店、WEB広告会社をM&Aでグループ化しています。これにより、変化する市場ニーズに対応できる体制を構築しています。また、環境事業では積極的な設備更新を行い、生産量の増加を図っています。

同社は、品質保証を原点とし、生産性と品質向上の調和を図っています。全社員参加のプロジェクトを通じて、製造品質会議や日々のメンテナンスを行い、高品質な製品を提供する体制を整えています。これにより、収益向上を目指しています。

成長事業の拡販においては、業務フローの改善やデジタル化を進め、コスト削減を図っています。情報デジタル事業やプリントメディア事業、環境事業、BPO事業の各領域を拡大し、ポートフォリオ経営を意識して企業価値向上に努めています。

KYORITSUは、グループシナジーを追求し、営業活動や材料の共同購入、製造・物流の連携を通じて、全体最適を目指しています。技術やノウハウ、原価管理の情報共有を行い、グループ全体の競争力を高めています。

環境への取り組みとして、製造における環境負荷の低減を図り、省エネルギー・低CO2の製造体制を目指しています。設備の省エネルギー化やデジタル化、3Rの取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献しています。