梅の花グループJP:7604

時価総額
¥72.6億
PER
14.7倍
食と文化の融合をテーマに、外食事業「湯葉と豆腐の店 梅の花」や「和食鍋処 すし半」、テイクアウト事業「古市庵」、外販事業での水産加工品販売を展開。

事業内容

梅の花グループは、食と文化の融合をテーマに多様な事業を展開しています。外食事業では、「湯葉と豆腐の店 梅の花」や「和食鍋処 すし半」、「海産物居酒屋 さくら水産」、「熊本あか牛 しゃぶしゃぶ 甲梅」などの店舗を運営しています。これらの店舗では、湯葉と豆腐懐石料理や鍋料理、寿司、魚料理などを提供しています。

テイクアウト事業では、「古市庵」と「梅の花」ブランドを中心に、巻寿司やいなり寿司、弁当、和惣菜などを販売しています。これにより、家庭でも手軽に本格的な和食を楽しむことができます。梅の花グループは、食材や備品の供給、経営指導なども行っています。

外販事業では、セントラルキッチンで製造した製品や梅の花、古市庵ブランドの商品を企業や消費者に販売しています。特に牡蠣商品を主とする水産加工品の販売に力を入れています。また、通信販売も行い、幅広い顧客層にアプローチしています。

その他の事業として、梅の花グループは所有する土地や建物を活用したストック事業を展開しています。大阪セントラルキッチン跡地に賃貸物件を建設し、賃貸事業を開始しています。また、海外事業として、タイのバンコクで飲食店舗を運営しています。

さらに、人材斡旋事業では、外国人技能実習生の受け入れや特定技能外国人の支援、職業紹介を行っています。これにより、国際的な人材交流を促進し、地域社会に貢献しています。梅の花グループは、多角的な事業展開を通じて、食文化の普及と地域社会の発展に寄与しています。

経営方針

梅の花グループは、企業理念「人に感謝、物に感謝」を基に、変化する経営環境に対応しつつ、持続可能な成長を目指しています。スローガン「花咲く、食のひとときを。」のもと、食を通じたホスピタリティの提供と次世代への食文化の継承を推進しています。

同社は、少子高齢化や人口減少に伴う市場縮小に対応するため、柔軟な業態戦略やメニュー開発、マーケティングの強化を図っています。また、財務面では有利子負債の圧縮とキャッシュ・フローの改善を通じて、資本効率の向上を目指しています。

外食事業では、顧客層の若返りやインバウンド需要への対応を進め、高級業態の開発や既存店舗の改装を行っています。テイクアウト事業では、販路拡大とコスト対応を進め、収益基盤の多様化を図っています。

外販事業では、新規取引先の開拓と既存取引先への提案強化を通じて、事業基盤の拡大を推進しています。通販サイトの機能改善や他社通販サイトへの出店も進め、販売チャネルの多様化を図っています。

ストック事業では、所有する土地・建物の賃貸事業を拡大し、収益基盤の安定化を図っています。海外展開では、タイとベトナムでの事業基盤構築を進め、現地市場に適応した店舗展開を目指しています。

人的資本の強化では、外国人技能実習生の受け入れや特定技能外国人の支援を通じて、労働力の確保を図っています。店舗責任者や経営幹部の育成、多様な人材の活用にも注力しています。

製造部門では、セントラルキッチンの内製化効果を再検証し、機械化・自動化を進めています。物流部門では、資材の見直しを通じてコスト削減とCO₂排出量の低減を図り、持続可能な物流体制を構築しています。

梅の花グループは、売上高や営業利益、ROEなどの経営指標を重視し、持続可能な成長と社会貢献を目指しています。