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アルゴグラフィックスJP:7595
事業内容
アルゴグラフィックスは、PLM事業とEDA事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。PLM事業は、製品ライフサイクル管理を通じて、製品の企画から廃棄までの全工程を管理する「PLMソリューション」、システム構築支援、ハードウェア販売に付帯する保守・その他の3つに区分されています。
PLMソリューションでは、フランスのダッソーシステムズ社が開発した3次元CADシステム「CATIA」を主力製品として提供しています。自動車、航空機、電機、機械などの業界に向けて、設計の効率化と生産性向上を図るソリューションを提供しています。
システム構築支援では、クラウドやシンクライアント、PCクラスターなどの先端技術を活用し、企業の事業戦略に合わせた最適なシステムの構築を行っています。これにより、業務効率化やコスト削減を実現しています。
ハードウェア販売に付帯する保守・その他のサービスでは、導入した機器の保守を行い、顧客満足度の向上を図っています。積極的なコミュニケーションを通じて、きめ細やかなサポートを提供しています。
EDA事業では、子会社のジーダットが電子系CADソフトウェアを自社開発し、販売、サポート、コンサルテーションを行っています。これにより、半導体や電気回路の設計作業を自動化し、支援しています。
経営方針
アルゴグラフィックスは、成長戦略として人材投資を重視しています。同社は営業、技術、スタッフ部門全般において専門的で高付加価値な人材の確保と育成を重要視し、新中期経営計画において人材を「資本」として捉えています。報酬改善や人材育成投資を通じて、持続的な成長を目指しています。
また、アルゴグラフィックスは全社的リスクマネジメント(ERM)を強化し、商品価値の向上を図っています。特に、フランスのダッソー・システムズ社のソフトウェアを中心に、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するため、最先端の技術を提供しています。新たな分野への挑戦を目的に「先端技術研究部」を設置し、技術革新を推進しています。
さらに、アルゴグラフィックスは情報セキュリティの強化にも注力しています。PLMソリューションやEDAソリューションを通じて顧客の重要情報を扱うため、セキュリティシステムの強化と「情報セキュリティ基本方針」に基づく体制整備を行っています。これにより、信頼性の高いサービス提供を目指しています。