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萬世電機JP:7565
事業内容
萬世電機は、電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の販売を主な事業としています。また、これらに関連する工事の設計・施工、保守・サービス、太陽光発電事業も手がけています。これにより、幅広い産業分野において多様なニーズに応えることが可能です。
同社は、萬世電機香港有限公司、万世電機貿易(上海)有限公司、日本原ソーラーエナジー株式会社の3つの子会社を持ち、それぞれが異なる地域や分野で事業を展開しています。さらに、三菱電機との販売代理店契約を通じて、製品の供給と販売を強化しています。
電気機器・産業用システムのセグメントでは、回転機やホイスト、産業扇、電磁開閉器、遮断器、電力量計、指示計器、高圧機器、トランス、シーケンサ、表示器、インバータ、ACサーボ、クラッチ、ロボット、センサ、機械装置などを取り扱っています。また、発電機・受変電システムや生産ライン制御システムなども提供しています。
電子デバイス・情報通信機器のセグメントでは、半導体やパワー素子、光応用機器、液晶パネル、電子部品、パソコン、サーバー、プリンタ、HDD、液晶モニター、ネットワーク機器、映像機器などを取り扱っています。さらに、電子機器の受託生産サービス(EMS)も提供しています。
設備機器のセグメントでは、パッケージエアコン、各種冷凍機、ルームエアコン、換気扇、チラー、非常用発電機、電気温水器、照明器具、エレベーター、エスカレーターなどを取り扱っています。また、太陽光発電設備工事や電気工事、空調・給排水衛生設備工事、冷凍・冷蔵設備工事、クリーンルーム工事なども行っています。
太陽光発電のセグメントでは、電力の供給を行っています。これにより、再生可能エネルギーの普及に貢献し、持続可能な社会の実現を目指しています。
経営方針
萬世電機は、技術商社としての地位を強化し、顧客のベストパートナーであり続けることを目指しています。同社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、いくつかの基本戦略を掲げています。
まず、営業働き方改革を推進し、顧客接点の強化や営業品質の向上を図ります。顧客のニーズに応えるため、業務処理の効率化を進め、顧客の「したい、欲しい、してほしい」を実現する取り組みを重ねています。
次に、収益基盤の強化と拡大を目指し、既存顧客との信頼関係を基盤にパートナー協業を進めます。戦略に沿った投資やM&Aの機会を活用し、事業領域の拡大を図ります。また、首都圏・関西圏を中心に営業地域を拡充します。
人材育成も重要な戦略の一つです。安心して働ける環境を整備し、成長し続ける人材を育成します。多様化する顧客ニーズに対応するため、新卒・キャリア採用を強化し、実行力と責任感を持つ人材の育成に努めます。
資本政策においては、利益配分を全てのステークホルダーの利益向上に寄与することを基本とし、配当性向30%以上を目指します。安定的で継続的な配当を実施し、株主資本コストを上回るROEを維持することを目標としています。
これらの戦略を通じて、萬世電機は営業利益10億円を超える水準の持続的な維持・拡大を目指し、企業価値の向上に努めています。