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ドウシシャJP:7483
沿革
1974年10月 |
大阪市東成区東中本において、日用雑貨品を主力商品とした卸売業、同志社を個人営業として創業。 |
1977年1月 |
大阪市浪速区下寺町3丁目において株式会社同志社(資本金5,000千円)を設立、生活関連用品の卸売業開始。 |
1981年5月 |
東京都台東区寿1丁目に東京支店を開設。 |
1981年9月 |
業容拡大により本社営業部を生活関連用品部門と時計・カメラ部門に分割、販売力強化を図る。 |
1983年2月 |
家電製品・AV機器部門を開設。 |
1985年5月 |
通信販売・販売促進用品部門を開設。 |
1986年9月 |
食品部門を開設。 |
1987年8月 |
本社を大阪市浪速区稲荷2丁目に移転。 |
1987年9月 |
大阪家電サービスセンターを開設。(現・ドウシシャサービスセンター) |
1988年2月 |
泉南物流センターを大阪府泉南市北野に開設。 |
1990年4月 |
ギフト用品部門を開設。 |
1990年6月 |
東京都品川区東大井1丁目に東京支店を移転し東京本社に昇格。大阪、東京の二本社制を導入。 |
1990年10月 |
商号を「株式会社ドウシシャ」に変更。 |
1991年7月 |
商品企画開発力の強化及び品質の向上を図るため商品企画部を設置。 |
1993年4月 |
ヨーロッパにおける取引を円滑に行うためイタリア事務所を開設。 |
1993年4月 |
より専門化し競争力のある営業体制を確立するため酒販営業部、ブランド衣料営業部等を新設し15部門に部門拡大。 |
1994年2月 |
全社的な品質管理業務を行うため品質管理部を設置。 |
1995年12月 |
大阪証券取引所市場第二部上場。 |
1996年4月 |
商品開発・品質管理の強化・仕入在庫管理の徹底のために商品部を設置。 |
1997年4月 |
ローコストで生産性の高い物流体制の構築を目的とした子会社株式会社ドウシシャ物流(現・連結子会社)を設立。 |
1997年4月 |
変化にスピーディーに対応できるように「カンパニー制」を導入。 |
1997年6月 |
「実績評価制度」を確立し、一人当たりの生産性を上げるために年俸制を含めた「新人事制度」を導入。 |
1999年10月 |
経営の意思決定、戦略の遂行・リスク管理を迅速に行うため、「執行役員制度」を導入。 |
2000年1月 |
ライフネット株式会社の株式を取得し、子会社化。(現・連結子会社) |
2000年8月 |
東京証券取引所市場第二部上場。 |
2001年3月 |
東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
2002年9月 |
香港に輸入商品の検品及び運送業務のため香港麗港實業有限公司の株式を取得し、子会社化。 |
2003年12月 |
人材派遣を行うための子会社株式会社ドウシシャ・スタッフサービスを設立。 |
2004年8月 |
大阪本社を大阪市中央区東心斎橋1丁目に移転。 |
2006年5月 |
「カンパニー制」から「事業部制」へ移行。 |
2006年7月 |
株式会社カリンピアの株式を取得し、子会社化。(現・連結子会社) |
2008年8月 |
薬事法に基づく理化学試験、化粧品・医薬部外品の製造販売を行う東京理化学テクニカルセンター株式会社の株式を取得し、子会社化。 |
2011年2月 |
東京本社を港区高輪2丁目に移転。 |
2013年4月 |
株式分割(1株を2株)の実施。 |
2014年4月 |
株式会社ドウシシャ物流から株式会社ドウシシャロジスティクスに社名変更。 |
2014年7月 |
麗港控股有限公司を設立。(現・連結子会社) |
2014年9月 |
香港麗港實業有限公司の全株式を売却し、連結子会社から除外。 |
2017年11月 |
関東物流センターを千葉県木更津市に開設。 |
2018年4月 |
連雲港花茂実業有限公司を設立。(現・連結子会社) |
2018年12月 |
オリオン株式会社を設立。(現・連結子会社) |
2019年1月 |
オリオン株式会社がオリオン電機株式会社よりPS(プロフェッショナルサービス)事業を譲受。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
ドウシシャは、生活関連用品の卸売業を中心に展開する企業であり、その事業セグメントは多岐にわたります。主要な事業セグメントには、開発型ビジネスモデルと卸売型ビジネスモデルがあります。開発型ビジネスモデルでは、A&V関連、家電・家庭用品、収納関連、衣料、食品・酒類等の販売を行っており、特に均一商品の販売はドウシシャ及び株式会社カリンピアで手がけています。一方、卸売型ビジネスモデルでは、時計や鞄関連及びアソートギフト等の販売を行っています。
さらに、ドウシシャはその他の事業セグメントも持っており、不動産事業、ライセンス事業、物流事業、介護福祉事業、貿易業、そしてプロフェッショナルサービス事業(PS事業)を展開しています。物流事業はドウシシャ及び株式会社ドウシシャロジスティクス他1社で、介護福祉事業はライフネット株式会社で、貿易業は麗港控股有限公司で、PS事業はオリオン株式会社でそれぞれ行われています。PS事業については、製品開発に対するソリューション設計、基板回路設計、機構設計、ソフトウェア開発を行う事業として位置づけられています。
これらの事業セグメントを通じて、ドウシシャは幅広い分野での事業展開を行っており、多様なニーズに応える製品やサービスを提供しています。
経営方針
ドウシシャは、創業の精神「我々は同志的結合をもって、つぶれないロマンのある会社をつくり、社会に貢献できる会社作りをしよう」という経営理念のもと、企業価値向上と社会的価値の創出を目指しています。同社は、「開発型ビジネスモデル」と「卸売型ビジネスモデル」を併用することで、変化に対応し、生活者が求める商品を迅速かつ安定的に提供する組織体制と財務基盤を構築しています。
2022年5月には、2023年3月度から2025年3月度までの3年間を対象とする中期経営計画を策定しました。この計画では、最終年度である2025年3月度に経常利益100億円の達成を目標としています。2024年3月期の目標としては、売上高111,000百万円、営業利益9,000百万円、経常利益9,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6,100百万円の達成を目指しています。
経営環境においては、エネルギー価格の上昇や生活用品の値上げなどにより、国内消費市場は厳しい状況が続くと予想されます。このような状況下で、ドウシシャは「逆算思考で未来を創ろう!」という経営方針を掲げ、中期経営計画の目標達成に向けて事業の強化に取り組んでいます。
ドウシシャは、生活関連用品の卸売業を中心に、開発型ビジネスモデルと卸売型ビジネスモデルを通じて、多岐にわたる事業セグメントで事業展開を行っています。これらの事業を通じて、多様なニーズに応える製品やサービスを提供し、継続的な成長を目指しています。