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ムロコーポレーションJP:7264
沿革
1953-04 | 東京都港区赤坂榎坂町に室金属製作所東京営業拠点としてスタート 自動車部品、シムの販売を開始 |
1958-04 | 東京都港区芝西久保巴町に資本金を200万円で室金属工業株式会社を設立 |
1959-04 | 日・米・独特許の「マレットシム」を開発し、自動車及び産業機械業界向けに販売開始 |
1960-03 | 東京都大田区に蒲田工場を新設 |
1962-03 | 東京都大田区に大森工場を新設 |
1962-07 | 愛知県名古屋市中区に名古屋営業所を新設 |
1963-07 | マレットシムの自動印刷機を開発・製法特許取得 |
1964-11 | 栃木県那須郡烏山町の川崎航空機工業株式会社カワサキメグロ製作所烏山工場と社宅を購入し、宇都宮工場として操業 蒲田工場及び大森工場を廃止し、宇都宮工場に統合 |
1966-04 | 宇都宮工場内に宇都宮営業所を新設 |
1968-11 | 各種集積回路のリードフレームのプレス加工技術を開発し、超精密プレス部品への基盤を確立 |
1969-09 | 資本金を4,000万円に増資(東京中小企業投資育成株式会社より一部出資) |
1972-07 | 東京都世田谷区に本社社屋を建設 |
1973-09 | 資本金を6,000万円に増資 |
1974-05 | 宇都宮工場第一期増設 東京都港区新橋に住宅用の輸入高級金具類のショールーム及び店舗(新規事業部)を開設 |
1978-01 | 愛知県安城市に名古屋営業所を移転し、名古屋支店に名称変更 |
1979-11 | 宇都宮工場第二期増設(効率化のためにコンピューター導入) |
1982-03 | 大阪府大阪市淀川区に大阪営業所を新設 |
1982-05 | プレス金型製作のCAD/CAM導入(独自ソフト「MARIC」を開発) |
1986-02 | 柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」を開発 |
1986-06 | 連続ねじ締め機「ビスライダー」を開発 |
1987-05 | 柑橘類自動皮むき機「シトラスピーラー」世界発明展においてグランプリ受賞 |
1987-10 | ゴミを吸着しない樹脂含浸の無給油摺動部材を開発 |
1988-08 | 栃木県宇都宮市の清原工業団地に清原工場第一棟を建設 |
1988-09 | 栃木県真岡市に北関東プレーティング株式会社を設立 |
1990-03 | 株式会社ムロコーポレーションと商号変更し、資本金を2億4,000万円に増資 |
1993-01 | カナダオンタリオ州にムロ ノース アメリカ インクを設立 |
1993-08 | 清原工場に清原工場第二棟(FA化工場)を増設 (栃木県宇都宮市に宇都宮営業所を移転し、宇都宮支店(現 宇都宮営業部)に名称変更) 大阪営業所を大阪支店に名称変更 |
1994-09 | 本社内に損害保険代理業を目的としたエム・シー・アイ株式会社を設立 |
1995-02 | アメリカ合衆国カリフォルニア州にムロテック コーポレーションを設立 |
1995-03 | 資本金を3億7,050万円に増資 |
1995-04 | 宇都宮工場を鳥山工場に名称変更 |
1996-09 | 資本金を6億300万円に増資 |
1997-08 | 株式を日本証券業協会に店頭登録し、資本金を8億9,725万円に増資 |
1998-07 | アメリカ合衆国オハイオ州にムロテック オハイオ コーポレーションを設立 |
1998-10 | 「ISO9002」に関する認証を取得 |
1999-03 | 東京都世田谷区(本社)に新規事業部を移転し、特販部に名称変更 |
2000-01 | アメリカ合衆国カリフォルニア州のムロテック コーポレーションを解散 |
2001-11 | 「ISO14001」に関する認証を取得 |
2002-04 | エム・シー・アイ株式会社を清原工場内に移転し、構内業務請負事業を開始 |
2002-05 | 「QS9000」をムロテック オハイオ コーポレーションにて認証を取得 |
2002-12 | 「ISO9001」に関する認証を取得 |
2004-05 | 一般家庭向けフルーツ皮むき機「チョイむき」販売開始 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
2005-08 | ベトナム社会主義共和国ドンナイ省ビエンホア市にムロ テック ベトナム コーポレーションを設立 |
2007-04 | 公募による新株式発行で、資本金を10億9,526万円に増資 |
2008-04 | 三重県三重郡菰野町に国内第三拠点となる菰野工場建設 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場 |
2012-07 | インドネシア共和国西ジャワ州にピーティー ムロテック インドネシアを設立 |
2012-08 | 「ISO9001」に関する認証をムロ テック ベトナム コーポレーションにて取得 |
2012-11 | タイ王国に合弁で関連会社3MT(THAILAND)CO.,LTD.を設立 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
2014-11 | 一般家庭用フルーツ皮むき機「チョイむき-smart」の販売開始 |
2015-05 | 「ISO9001」に関する認証をピーティー ムロテック インドネシアにて取得 |
2016-10 | 本社を清原工場に移転し、清原工場を清原本社工場と改名 神奈川県横浜市に横浜支店を新設 |
2016-12 | ムロ テック ベトナム コーポレーションに第二棟を増設 |
2017-03 | 菰野工場に第二棟を増設 |
2019-04 | イガリホールディングス株式会社及びその子会社であるいがり産業株式会社を中核とするいがりグループを連結子会社化 |
2019-10 | 中華人民共和国湖北省に睦諾汽車部件(湖北)有限公司を設立 |
2021-06 | 3MT(THAILAND)CO.,LTD.を連結子会社化 |
2022-02 | ピーティー ムロテック インドネシアに第二棟を増設 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、スタンダード市場へ移行 |
2022-12 | 「IATF16949」に関する認証を取得 |
2023-02 | 「IATF16949」に関する認証をムロテック オハイオ コーポレーションにて取得 「ISO9001」に関する認証を北関東プレーティング株式会社にて取得 |
2023-08 | 「ISO9001」に関する認証をエム・シー・アイ株式会社にて取得 |
2024-01 | いがり産業株式会社に笠間工場北棟を増設し、友部工場を廃止、統合 |
事業内容
ムロコーポレーション及びそのグループ企業は、金属関連部品、樹脂関連部品、その他の事業を主軸に展開しています。金属関連部品事業では、自動車用の電動化部品やパワートレイン部品、操舵・制御部品、車体・空調部品、二輪・農業機械・産業機械・精密機器関連部品の製造・販売を行っており、これらはムロコーポレーションやその海外子会社(ムロテックオハイオコーポレーション、ムロテックベトナムコーポレーション、ピーティームロテックインドネシア、睦諾汽車部件(湖北)有限公司)によって手掛けられています。また、北関東プレーティング株式会社がメッキ加工を、3MT(THAILAND)CO.,LTD.が販売を担当しています。
樹脂関連部品事業では、自動車やカメラ向けの樹脂成形部品、医療機器関連成形部品、OA機器向けギア部品、ビニール製品の加工等を行っており、いがり産業株式会社やIGARI INDUSTRY(THAILAND)CO.,LTD.が製造・販売をしています。
その他の事業としては、連続ねじ締め機やねじ連綴体の製造・販売をムロコーポレーション及びムロノースアメリカインクが行っており、柑橘類皮むき機の製造・販売もムロコーポレーションが手掛けています。
これらの事業内容は、ムロコーポレーションとそのグループ企業が幅広い製品とサービスを提供していることを示しており、自動車産業を中心に多岐にわたる分野でその技術力を発揮しています。
経営方針
ムロコーポレーションは、ものづくりを通じて社会に貢献することを使命とし、全ステークホルダーに信頼される企業を目指しています。同社は、環境変化に適応しつつグループ全体の価値を高め、グローバル展開を進めることで売上の拡大と適正利益の確保を目指しています。特に、営業利益率8%以上の確保を中長期的な目標として掲げています。
金属関連部品事業では、既存顧客へのさらなる浸透を基本戦略とし、特に環境対応車への対応強化を重点課題としています。技術開発を重視し、問題解決型、提案型の事業展開を進めています。樹脂関連部品事業では、金属関連部品事業の顧客や新規顧客への提案を積極的に行い、樹脂と金属の複合部品の拡販を進めています。
その他事業では、既存品のグローバル市場での拡販を基本戦略とし、新商品開発や産学協同事業を通じて事業拡大を目指しています。海外拠点では、北米・アジア地域への直接販売強化、生産・供給体制の整備、財務体質の強化を進めています。
ムロコーポレーションは、事業領域の拡大と見直し、中国拠点の量産開始、安全と品質の取り組み強化、人材確保と働き方の見直し、自動化・合理化投資の推進など、複数の戦略を通じて企業価値の向上を図っています。これらの取り組みは、同社が直面する経営環境の変化に対応し、持続可能な成長を達成するためのものです。