プレス工業JP:7246

時価総額
¥761億
PER
11.9倍
自動車関連事業と建設機械関連事業を展開し、一部製品の製造を子会社に委託しつつ、直接販売も行う企業。

事業内容

プレス工業株式会社は、自動車関連事業と建設機械関連事業を主な事業セグメントとして展開しています。同社は、親会社であるプレス工業と19の子会社から成るグループを形成し、これらの事業を推進しています。

自動車関連事業では、プレス工業は自動車部品の製造と販売を行っています。具体的には、エンジン部品やシャーシ部品などの製造を手がけ、これらの製品の一部は子会社に製造を委託しています。また、子会社は得意先への直接販売も行っています。

建設機械関連事業においては、プレス工業は建設機械の部品製造を行っています。この事業でも、製品の一部は子会社に製造を委託し、子会社が直接顧客に販売する体制を整えています。これにより、効率的な生産と販売を実現しています。

経営方針

プレス工業株式会社は、2024年度から始まる5か年の中期経営計画を策定し、成長戦略を推進しています。この計画では、「質を追求し、プレゼンスを高める」を基本方針とし、3つの重点領域を掲げています。これにより、企業価値の向上と社会課題の解決を目指しています。

まず、コア事業における攻めと挑戦として、自動車関連事業では生産能力の増強を進めています。日本やアセアン地域での輸出向け能力の強化や現地生産化を検討し、商用車メーカー再編を機会と捉え、技術開発力を活かして事業拡大を図ります。

次に、電動化に向けたコア商品の進化を進めています。プレス工業は、電動車に必要な構成部品の開発を進め、新パワートレインに適合する商品を開発中です。特に、EV用アクスルの開発やバッテリー保護部品の開発に注力し、欧州やタイでの量産を開始しています。

最後に、サステナビリティ経営の推進に注力しています。2022年に特定した重要課題に基づき、持続可能な社会の実現を目指しています。人材の多様性や地球環境への貢献、コーポレートガバナンスの強化を通じて、企業価値の向上を図ります。

プレス工業は、2028年度までに売上高2,400億円、営業利益率8.0%以上、ROE9.0%以上を目指しています。これにより、変化する事業環境をチャンスと捉え、持続的な成長を実現しようとしています。