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WDBココJP:7079
沿革
1984年8月 |
医薬医療・ライフサイエンス系分野の翻訳サービスを事業目的として、 |
1986年2月 |
本社を東京都目黒区に移転 |
1990年10月 |
本社を東京都中央区に移転 |
1994年11月 |
CRO業務の拡大を目的に薬事申請関連資料の作成代行を行うメディカルライティングサービスを開始 |
1997年3月 |
本社を東京都目黒区に移転 |
2007年5月 |
本社を東京都港区に移転 |
2011年4月 |
人材サービス関連事業を行うWDB株式会社(現WDBホールディングス株式会社)の |
2011年5月 |
社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都千代田区大手町二丁目3番6号に移転 |
2012年10月 |
社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都千代田区大手町二丁目6番2号に移転 |
2012年11月 |
当社を存続会社として、安全性情報管理サービス、ドキュメントサポートサービス及び特定派遣サービスを行うWDBメディカル株式会社を吸収合併し、同時に商号をWDBアイシーオー株式会社へ変更 |
2014年2月 |
CRO業務の拡大を目的に臨床研究支援サービスを開始 |
2015年9月 |
受託件数の増加に対応するため沖縄データセンターを開設 |
2016年2月 |
社員数増加に伴う増床を目的に本社及びデータセンターを東京都中央区八重洲に移転 |
2016年4月 |
CRO業務の拡大を目的に製造販売後調査支援サービスを開始 |
2016年6月 |
関西エリアの顧客サービスの強化と営業活動強化、受託件数の増加に対応するため |
2017年12月 |
社員数増加に伴い東京データセンターを増床 |
2018年4月 |
CRO業務の拡大を目的に臨床開発支援サービスを開始 |
2019年6月 |
商号をWDBココ株式会社へ変更 社員数増加に伴う増床を目的に本社を東京都中央区晴海に移転 |
2019年12月 |
東京証券取引所マザーズ市場に上場 |
2021年10月 |
社員数増加に伴う増床を目的に関西オフィス・神戸データセンターを兵庫県神戸市中央区京町に移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、グロース市場へ移行 |
2023年3月 |
製造販売後調査支援サービス及び臨床研究支援サービスを行うWDB臨床研究株式会社を子会社化 |
事業内容
WDBココは、医薬品開発の代行・支援業務を中心に展開している企業です。同社は、CRO(Contract Research Organization)事業を単一セグメントとしており、その中で複数のサービスを提供しています。
主なサービスには、「安全性情報管理サービス」があります。これは、医薬品の臨床試験や市販後の安全性情報を収集、評価し、報告書を作成する業務を支援するサービスです。医薬品の安全性を確認し、規制当局への報告を行うことが主な目的です。
次に、「ドキュメントサポートサービス」があります。医薬品開発の各段階で必要となる書類や、上市承認申請に必要な資料の品質保証、翻訳、承認申請書の作成支援を行います。このサービスは、開発プロセスの効率化とスムーズな申請を目指します。
また、「製造販売後調査支援サービス」では、新薬の承認後に実施される調査の管理代行業務や、調査票の管理、関連文書のファイリング、コールセンター業務などを提供しています。これにより、製薬企業は製品の安全性や有効性の追跡調査を効率的に行えます。
最後に、「臨床開発支援サービス」では、臨床開発のモニタリング業務を中心に、臨床試験関連の支援サービスを提供しています。治験実施施設の訪問や電話による規程遵守の確認などを通じて、臨床開発の迅速かつ的確な遂行を支援します。
WDBココはこれらのサービスを通じて、医薬品開発の各段階での支援を行い、製薬企業の研究開発活動を幅広くバックアップしています。
経営方針
WDBココは、医薬品開発の代行・支援業務を提供する企業として、製薬業界の変化に対応するための成長戦略を推進しています。同社は、少子高齢化に伴う社会保障費の増加や薬価改定などにより、成長が横ばいを続ける製薬業界の中で、ビジネスモデルの変革を求められている製薬企業に対して、最適な業務プロセスの提案・実施を通じて、不可欠なパートナーとしての役割を果たすことを目指しています。
同社は、売上高経常利益率を重要な経営指標と捉え、収益力の拡大と株主価値の向上に注力しています。中長期的な経営戦略として、安全性情報管理サービスを主軸に、ドキュメントサポートサービス、開発サポートサービス、臨床開発支援サービスを提供し、これらのサービスを通じて製薬企業の課題解決に貢献していく方針です。
戦略的には、RPAやAIなどの自動化テクノロジーを活用し、業務の自動化を推進することで、業務プロセスの最適化を図ります。また、サービスプラットフォームの開発を進め、顧客の利便性を高めることで、より付加価値のあるサービスの提供を目指しています。人材の確保・育成にも力を入れ、問題解決とプロセス構築ができる人材を育成し、製薬企業へのサービス提供を強化します。
さらに、原価削減のための自動化技術の導入や、CRO事業領域の拡大と差別化を図ることで、経営資本の「選択と集中」を行い、競争力のあるサービス領域の拡大を目指しています。これらの戦略を通じて、WDBココは、製薬企業から最も必要とされるパートナーとしての地位を確立し、持続的な成長を目指しています。