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IHIJP:7013
事業内容
IHIは、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントは、IHIの多岐にわたる製品とサービスを支えています。
資源・エネルギー・環境セグメントでは、陸用原動機プラントや舶用原動機、ボイラ、貯蔵設備、原子力機器などの製造、販売、サービスを提供しています。関連会社には、IHIプラントやIHI原動機などがあります。
社会基盤セグメントでは、橋梁や水門、交通システム、シールドシステム、コンクリート建材、都市開発などを手がけています。IHIインフラシステムやIHIインフラ建設が主な関連会社です。
産業システム・汎用機械セグメントでは、車両過給機、パーキングシステム、圧縮機、分離装置、物流システムなどを提供しています。IHI運搬機械やIHI機械システムが関連会社として活動しています。
航空・宇宙・防衛セグメントでは、航空エンジン、ロケットシステム、防衛機器システムの製造、販売、サービスを行っています。IHIエアロスペースやIHIエアロマニュファクチャリングが関連会社です。
その他の事業では、通信、電子、電気計測、情報処理などの機器・装置の製造、販売、サービスを提供しています。IHIエスキューブやIHIトレーディングが関連会社として活動しています。
経営方針
IHIは、持続可能な社会の実現を目指し、ESG経営を推進しています。技術を通じて社会の発展に貢献し、多様な人材が活躍する企業風土を築くことを重視しています。特に、気候変動問題の解決に向けた取り組みを強化し、自然と技術が調和する社会を創ることを目指しています。
IHIの中期経営計画「グループ経営方針2023」は、持続的な高成長を実現するための変革を掲げています。航空エンジン・ロケット分野を成長事業と位置付け、防衛事業の拡大や宇宙事業の推進を通じて、持続的な成長を目指します。また、クリーンエネルギー分野を育成事業とし、アンモニアバリューチェーンの構築や新たなビジネスモデルの開発に注力しています。
IHIは、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械分野を中核事業とし、安定的なキャッシュ創出を目指します。市場成長が見込める事業にはリソースを投入し、収益性の低い事業には構造改革を進めます。これにより、事業ポートフォリオの最適化を図ります。
ESG経営の一環として、IHIはカーボンニュートラルの実現を目指しています。2050年までにバリューチェーン全体での温室効果ガス削減を宣言し、既存技術と新技術を活用した取り組みを進めています。また、防災・減災の実現や暮らしの豊かさの向上にも注力しています。
IHIは、多様な人材の活躍を促進し、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを重視しています。社員一人ひとりが企業理念を理解し、成長に貢献する関係性を築くことを目指しています。多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境を整備し、幅広い視野と経験を提供する制度を拡充しています。