ミマキエンジニアリングJP:6638

時価総額
¥530.6億
PER
8.7倍
産業用インクジェットプリンタやカッティングプロッタの開発・製造・販売を行い、サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイル・アパレル市場向け製品を提供する企業。

事業内容

ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタやカッティングプロッタの開発、製造、販売を主な業務としています。同社は、地域別に事業を展開し、25の連結子会社と3つのその他の関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。

ミマキエンジニアリングの事業は、エンドユーザーの市場別に分類されています。まず、サイングラフィックス市場向けには、エコソルベントインクを搭載したインクジェットプリンタJVシリーズや、プリント&カット対応のCJVシリーズ、UV硬化インク搭載のUJV/UCJVシリーズがあります。これらは大型ポスターやカーラッピングなどに使用されます。

インダストリアルプロダクツ市場向けには、UV硬化インクを採用した大判フラットベッドインクジェットプリンタJFXシリーズや、デスクトップ型フラットベッドUVインクジェットプリンタUJFシリーズがあります。これらはノベルティや工業製品の生産に利用されます。また、3Dプリンタの製造販売も行っています。

テキスタイル・アパレル市場向けには、昇華転写インクジェットプリンタTSシリーズや、ダイレクト捺染インクジェットプリンタTxシリーズがあります。これらはファッションウエアやスポーツウエアの生地へのプリントに使用されます。

さらに、ファクトリーオートメーション装置事業や基板実装装置事業、半導体製造装置事業なども手掛けています。これらはアルファーデザイングループが担当しています。

その他の事業としては、上記のいずれにも属さない機種の製造・販売やサービスが含まれます。これにより、ミマキエンジニアリングは多様な市場ニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

ミマキエンジニアリングは、独自技術を活用し、世界市場に自社ブランド製品を供給する「開発型企業」を目指しています。同社は、顧客満足を重視し、迅速な製品提供を行うことを基本方針としています。また、市場に「新しさと違い」を提供するイノベーターとしての役割を果たし、社員が個性と能力を最大限に発揮できる企業風土を築くことを目指しています。

同社は、2030年3月期を最終年度とする中長期成長戦略「Mimaki Innovation 30」を策定しました。この戦略では、安定的な収益性を維持しつつ、売上高1,500億円を目指しています。コア事業の成長と粗利率の改善を追求し、新製品の市場投入を継続的に行うことで、売上高成長率10%以上を維持することを目指しています。

新たな領域への挑戦も重要な戦略の一部です。高粘度領域やフレキシブル有機ELシート、3Dプリンタ事業の進化を推進し、これらを新たな成長の柱とすることを目指しています。また、セカンドブランド「ミマキ ラメカニカ」を立ち上げ、プリンタ周辺機器への進出を図っています。

技術開発マネジメント体制の確立と人的資本の拡大も重視しています。AIやDXを活用した業務効率化を進め、競争力のある開発体制を構築しています。全社的な専門教育を深化させ、新しい価値を提供するイノベーターの創出を目指しています。

「Mimaki Innovation 30」の重点施策として、インクジェット技術と印刷技術の応用を進め、新しい領域への挑戦を続けています。特に、サイングラフィックス市場やインダストリアルプロダクツ市場、テキスタイル・アパレル市場において、革新的な製品戦略を展開し、競争優位性を強化しています。

同社は、デジタルオンデマンド・プリントソリューションの提供を通じて、持続可能な成長を目指しています。市場の変化に対応し、独自技術を基盤とした製品やサービスを提供することで、産業用印刷市場におけるリーダーシップを確立しています。