東芝テックJP:6588

時価総額
¥1554.8億
PER
リテールソリューション事業では国内外向けにPOSシステムやオートIDシステムを提供し、ワークプレイスソリューション事業では複合機や関連商品を展開。

事業内容

東芝テックは、主に2つの事業セグメントを展開しています。まず、リテールソリューション事業では、国内外向けにPOSシステムやオートIDシステムを提供しています。国内ではTECブランドを用い、東芝テックと代理店が販売を行っています。海外ではTOSHIBAブランドを中心に、現地の子会社や代理店を通じて販売しています。

次に、ワークプレイスソリューション事業では、国内外向けに複合機やオートIDシステムを提供しています。国内では東芝テックと代理店を通じて、海外では子会社や代理店を通じてTOSHIBAブランドで販売しています。また、複合機やオートIDシステムの開発・製造事業をエトリアに、インクジェットヘッド事業を理想テクノロジーズに承継しました。

リテールソリューション事業における主な関係会社には、東芝グローバルコマースソリューション社や東芝テックシンガポール社などがあります。ワークプレイスソリューション事業では、東芝アメリカビジネスソリューション社や東芝テックドイツ画像情報システム社などが関係会社として挙げられます。これらの会社は、各地域での販売やサービス提供を支えています。

経営方針

東芝テックは、経営理念に基づき、新しい価値創造を追求し、顧客の期待に応える商品やサービスを提供することを基本方針としています。同社は、社会課題の解決に貢献する新たな価値を共創し、グローバルトップのソリューションパートナーを目指しています。

リテールソリューション事業では、消費者の行動変化に対応するため、デジタルトランスフォーメーション(DX)や省人化対応を推進しています。国内外で幅広い顧客基盤を持ち、競争が激化する中で、廃棄ロス削減や環境負荷低減などの社会課題を解決するソリューションを提供しています。

ワークプレイスソリューション事業では、ペーパーレス化やリモートワークの拡大に対応し、デジタル化ニーズに応えるソリューションを開発しています。競争が激化する中で、情報技術を活用したソリューションの提供に注力し、収益性の向上を図っています。

中長期的な経営戦略として、東芝テックは基盤事業の収益力強化、成長事業の領域拡大、経営変革・人財強化・サステナビリティ強化に注力しています。グローバルな顧客基盤を活かし、収益性の高い新規事業を拡大し、グローバルトップのソリューションパートナーを目指しています。

リテールソリューション事業では、グローバルリテールプラットフォーム「ELERA」を活用し、データビジネスを拡大しています。生成AIを活用した新会社の設立やソフトウェア開発センターの新設により、サービス・ソフトウェアの割合を拡大し、収益力を強化しています。

ワークプレイスソリューション事業では、エトリア株式会社を通じて開発・生産の強化を図り、競争力のある商品ラインナップを拡充しています。パートナー戦略を活用し、成長領域事業を加速し、収益性の向上を目指しています。

東芝テックは、売上高や営業利益などの指標を基に、経営目標の達成状況を判断しています。中期経営計画に基づき、目標値の見直しを検討し、経営環境の変化に対応しています。