オキサイド (6521) 株価

時価総額
¥542.8億
PER
89.8倍
光学単結晶・レーザ光源の有力企業。半導体検査装置向け単結晶・レーザ、PET検査装置向けシンチレータ単結晶を展開。2014年経済産業省「グローバルニッチトップ100選」に選定。24年12月にパワー半導体向け事業を子会社に分割。半導体・ヘルスケア・新領域の3事業で構成。

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事業内容

**オキサイドの事業概要**

オキサイドは、光学技術を核とした研究開発型企業で、単結晶、光部品、レーザ光源、光計測装置などの光学関連製品を開発・製造・販売しています。同社の代表的な製品には、がん診断用PET検査装置に使用される放射線検出用シンチレータ単結晶や、半導体製造のシリコンウエハ品質検査装置向けのレーザ光源があります。創業以来「豊かな未来を光の技術で実現する」をミッションに掲げ、光学分野での技術革新を続けています。

同社の主要顧客は、光を使った計測分野の装置メーカーや光学製品メーカー、国内外の企業、大学、研究機関です。収益構造では、半導体検査装置向け製品のメンテナンス需要が売上の安定要素となっており、定期的な部品交換により継続的な収益を確保しています。また、工学・理学系の博士号・修士号保有者が技術者の24%を占める研究開発型企業として、顧客からの技術開発受託も重要な収益源となっています。

事業は用途別に「半導体事業」「ヘルスケア事業」「新領域事業」の3つに区分されます。半導体事業では半導体ウエハ検査装置向けの単結晶・レーザを提供し、ヘルスケア事業ではPET検査装置用シンチレータ単結晶を手がけています。新領域事業では将来の事業化を見据えた研究開発を行い、量子通信用の光子対発生モジュールや各種特殊レーザなど先端技術製品の開発・販売を進めています。

経営方針

オキサイドは、光学技術分野におけるグローバルニッチ戦略を軸とした成長を目指しています。同社は営業利益率10%、EBITDAマージン20%を経営目標として掲げており、付加価値の高い製品開発と生産効率の改善により収益性向上を図っています。約13兆円規模に成長した日本の光産業において「世の中に無い、また敢えて他社ができないものに取り組む」ベンチャー精神を発揮し、独自の光学技術で世界市場での存在感を高める戦略を推進しています。

重点投資分野では、カーボンニュートラル実現への貢献を重要テーマとして位置づけ、パワー半導体向けSiCウエハの超高品質化・大口径化開発に注力しています。また、家電パワーデバイス用途の低コスト酸化ガリウム基板開発も進めており、省エネ・高性能化のキーマテリアル供給者として差別化を図っています。これらの開発は取締役会や執行役員会での議論を経て進捗管理されており、戦略的な技術革新への取り組みが組織的に推進されています。

新市場開拓では、量子技術分野への参入を積極的に進めており、従来の半導体・ヘルスケア事業に加えて次世代技術領域での事業化を目指しています。シンチレータ単結晶事業では、従来のがん診断装置向けに加えて頭部PET検査装置用製品の実績も積み上げており、市場拡大に対応した製品ラインナップの充実を図っています。半導体事業では世界的な半導体不足解消に向けた設備投資意欲を背景に、検査装置向け単結晶・レーザの需要拡大を取り込む計画です。

技術革新への取り組みでは、社内資源の有効活用と外部連携の両輪で研究開発体制を強化しています。大学や研究機関との連携、政府機関の研究開発支援制度活用により技術基盤の強化を進めており、博士課程修了者の継続的採用など優秀な技術者確保にも注力しています。同時に、複数ベンダーによる原材料調達体制の構築や在庫管理の適正化により、安定的な製造・供給体制の確立を図り、持続的な成長を支える基盤整備を進めています。

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