デンヨーJP:6517

時価総額
¥712.1億
PER
12.5倍
産業用電気機械器具の製造・販売を行い、エンジン発電機やエンジン溶接機、エンジンコンプレッサの製造、販売、リース、アフターサービスを提供。

事業内容

デンヨーは、産業用電気機械器具の製造と販売を主な事業としています。具体的には、エンジン発電機、エンジン溶接機、エンジンコンプレッサなどを手がけています。また、これらの製品に関連する補修部品の販売やアフターサービスも提供しています。

日本国内では、デンヨーはエンジン発電機やエンジン溶接機、エンジンコンプレッサの製造・販売を行っています。子会社のニシハツ株式会社は、防災用および非常用発電機の製造・販売を担当しています。デンヨー興産株式会社は、補修用部品の販売や保守点検などのアフターサービスを提供しています。

アメリカでは、子会社のデンヨー マニュファクチュアリング コーポレーションがエンジン発電機の製造・販売を行っています。また、デンヨー アメリカ コーポレーションは、部品の供給を担当しています。アジア地域では、デンヨー ベトナム CO.,LTD.が製造用部品の加工とエンジン発電機の製造を行っています。

さらに、デンヨー ユナイテッド マシナリー PTE.LTD.などの子会社がアジアでの販売やリース・レンタルを担当しています。インドネシアでは、P.T.デイン プリマ ジェネレーターが部品の加工とエンジン発電機の製造・販売を行っています。ヨーロッパでは、デンヨー ヨーロッパB.V.がエンジン発電機とエンジン溶接機の販売を担当しています。

経営方針

デンヨーは、成長戦略として「Denyo2026」という中期経営計画を掲げています。この計画は、2035年度の長期ビジョン達成に向けた最初の3年間のステップとして位置付けられています。デンヨーは、国内市場での可搬形発電機や溶接機のトップシェアを維持し、安定的な収益を確保することを目指しています。

デンヨーは、得られた収益を海外市場の開拓や脱炭素社会を見据えた新製品の研究開発に投資します。特に、水素を燃料とする発電機などの新機軸製品の開発に注力しています。また、グローバル化とグループ力の強化を進め、顧客サポートの充実を最重要目標としています。

「Denyo2026」では、国内外での市場シェア拡大を目指し、特に北米やアジア、中近東市場での販売網とサービス網の強化を図ります。さらに、未開拓地域への進出や新機軸製品の開発を通じて、長期的な収益拡大を目指しています。

デンヨーは、組織能力の強化にも取り組んでおり、開発・生産体制の安定化や情報システムの改善、多様な人材が活躍できる環境づくりを進めています。これにより、企業価値と事業効率の向上を図り、ROEや売上高経常利益率の目標達成を目指しています。