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フジテックJP:6406
事業内容
フジテックは、エレベータ、エスカレータ、動く歩道の専業メーカーとして、製造、販売、据付、保守、修理を一貫して行う事業を展開しています。これらの製品は、ビルや商業施設、公共交通機関などで利用され、日常生活の利便性を向上させています。
同社は、世界24の国と地域に12の生産拠点を持ち、グローバルな業務執行体制を整えています。これにより、地域に根ざした経営を実現し、各地域のニーズに応じた製品とサービスを提供しています。
フジテックは、世界市場の多様なニーズに対応するため、商品の開発を進めています。また、各拠点でコストや品質面で有利な部品を相互に供給し合う体制を構築し、商品力の強化に努めています。
日本国内では、フジテックが2つの生産拠点を持ち、エレベータやエスカレータを生産しています。さらに、米州、東アジア、南アジアに10の生産拠点を持ち、グローバルに製品を供給しています。
同社は、日本および海外の販売拠点で、製品の販売、据付、保守、修理を行っています。これにより、顧客に対して高品質なサービスを提供し、信頼性の高い製品を維持しています。
経営方針
フジテックは、エレベータやエスカレータの専業メーカーとして、持続的な成長と高い収益力を追求しています。同社は「人と技術と商品を大切にして、新しい時代にふさわしい美しい都市機能を創る」という経営理念を掲げ、世界中で信頼されるブランドの確立を目指しています。
2024年に発表された中期経営計画「Move On 5」では、フジテックは「不易流行」の精神を基に、企業変革を進めています。安全・安心の追求、品質重視、人材育成を柱に、顧客に信頼される製品を提供し続けることを目指しています。特に、安全性の向上や品質の維持に注力し、地震時のデータ収集や迅速な技術者派遣を行っています。
また、フジテックは選択と集中の戦略を通じて、全社のマージン改善を図っています。地域ごとの事業戦略を明確化し、デジタル技術を活用してメンテナンスの生産性を向上させるなど、効率的なリソース配分を行っています。さらに、グローバルな組織基盤の強化やガバナンスの充実を図り、企業価値の向上を目指しています。
フジテックは、2026年までに売上高2,440億円、営業利益229億円、営業利益率9.4%を目標としています。これにより、株主や顧客をはじめとする全てのステークホルダーの満足を追求し、企業価値の向上を図っています。