日東工器JP:6151

時価総額
¥329.1億
PER
49.5倍
迅速流体継手、機械工具、リニア駆動ポンプ、建築機器(ドアクローザ)の製造・販売を行う企業。

事業内容

日東工器株式会社は、迅速流体継手、機械工具、リニア駆動ポンプ、建築機器の製造・販売を主な事業としています。国内外に子会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。新製品の研究開発や試作を行い、製造は国内外の子会社に委託しています。

迅速流体継手事業では、栃木日東工器株式会社とNITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.が製造を担当。国内では日東工器が、海外ではNITTO KOHKI U.S.A., INC.、NITTO KOHKI AUSTRALIA PTY LTD、NITTO KOHKI EUROPE GMBHが販売を行っています。

機械工具事業は、東北日東工器株式会社とNITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.が製造を担当。国内外で日東工器とその子会社が販売を行い、幅広い市場に対応しています。

リニア駆動ポンプ事業では、栃木日東工器株式会社とNITTO KOHKI INDUSTRY (THAILAND) CO., LTD.が製造を行っています。国内外で日東工器とその子会社が販売を担当し、さまざまな用途に対応しています。

建築機器事業では、東北日東工器株式会社がドアクローザを製造。国内外で日東工器とその子会社が販売を行い、建築関連市場に貢献しています。これらの事業を通じて、日東工器は多様なニーズに応えています。

経営方針

日東工器株式会社は、持続的な成長を目指し、2024年度から2026年度にかけての中期経営計画を推進しています。この計画では、「地球環境と省力・省人化への貢献」を基本方針とし、環境対応ビジネスの拡大や自動化製品の展開を重視しています。特に、脱炭素ビジネスの拡大を目指し、グループ全体での取り組みを強化しています。

同社は、売上高や営業利益、自己資本利益率(ROE)を経営目標の指標とし、2026年3月期には連結売上高292億90百万円、営業利益6億円を目指しています。自動化・省力化・環境対応製品の積極展開やエネルギー関連事業への注力、海外戦略の強化を通じて、売上高の増加を見込んでいます。

研究開発面では、省力・省人化をテーマに、水素をはじめとする脱炭素社会に貢献する製品開発に注力しています。ロボットやファクトリー・オートメーション(FA)に親和性の高いツールの開発、半導体や医療分野の技術開発も進めています。技術開発投資やDX推進人材の育成を強化し、先端技術分野での競争力を高めています。

生産面では、2025年6月に操業開始予定の東北日東工器の新工場をモデルに、国内外の工場で自動化・IT化を推進しています。これにより、品質向上、コストダウン、納期短縮を実現し、競争力を強化します。販売面では、開発部門との連携を強化し、脱炭素や環境対応製品の拡販に注力しています。

海外市場では、欧米の伝統市場でのハイエンド需要の深掘りや、新興市場での販売チャネルの拡大を進めています。2024年9月にはインド現地法人を設立し、同国での事業拡大を図っています。管理面では、安心安全で健康的に働ける環境整備を進め、人的資本投資を積極的に実施しています。これにより、多様な人材の活躍を促進し、企業価値の向上を目指しています。