不二サッシJP:5940

時価総額
¥107.6億
PER
5倍
建材品やアルミ形材の製造・販売を中心に、環境事業や物流事業、不動産事業を展開する企業。

事業内容

不二サッシは、建材品やアルミ形材の製造・販売を主な事業とする企業グループです。グループは不二サッシ本体を含む30の連結子会社と1つの持分法適用会社、その他の関係会社で構成されています。

不二サッシの事業セグメントは以下の通りです。まず、建材事業では、カーテンウォールやビル用サッシ・ドア、中低層用サッシ・ドア、住宅用サッシ、玄関引戸・ドア、室内建具、エクステリア製品などを製造・販売しています。

形材外販事業では、外販用アルミ形材やアルミ精密加工品の製造・販売を行っています。このセグメントには、不二ライトメタル株式会社やチアン・ジアン・アルミニウムSDN.BHD.が関与しています。

環境事業では、一般・産業廃棄物処理プラントの製造・販売を手がけています。この分野は主に不二サッシ本体が担当しています。

物流事業は、不二倉業株式会社が担っており、物流サービスを提供しています。これにより、製品の効率的な流通をサポートしています。

その他事業としては、不動産事業を展開しています。この分野には、不二サッシ本体や不二ライトメタル株式会社、不二倉業株式会社が関与しています。

経営方針

不二サッシは、2030年の創業100周年を見据え、持続的な企業価値の向上を目指しています。2025年度から2027年度にかけての中期経営計画では、「収益性・資本効率の改善」と「次の100年に向けた経営基盤の再構築」を掲げ、経営全般にわたる改革を推進しています。

同社は、経営理念のもと「選ばれる企業グループ」として、収益性と資本効率の向上を目指し、ESG・サステナビリティを意識した経営を基本方針としています。これにより、全てのステークホルダーの信頼に応えることを目指しています。

新中期経営計画では、収益面と経営面の双方で確固たる基盤を構築し、安定・安心できる企業グループを目指しています。具体的には、「営業利益33億円以上」「年3.0%以上のベースアップ」「一株あたり配当金30円」の達成を目指しています。

事業別戦略として、建材事業では業務プロセスの見直しを進め、基幹事業の高収益性化を目指しています。形材外販事業では加工品の売上拡大に注力し、高付加価値事業としての拡大を推進しています。

物流事業では、既存アセットの活用・強化を進め、総合物流企業への転換を図っています。環境事業では、新規顧客の開拓や価格の見直しを進め、持続的な成長を目指しています。

不二サッシは、サステナビリティビジョン2050を策定し、カーボンニュートラルに向けた排出削減目標をSBT認定取得しています。これにより、持続可能性向上に資する事業を展開し、経営基盤の強化を図っています。