SOLIZE Holdings (5871) 株価

時価総額
¥85.4億
PER
25.4倍
製造業向け開発支援サービスの有力企業。3D CADを活用した設計支援、3Dプリンターによる試作・量産部品製造を展開。2016年5月にCSMグループ買収でグローバル体制強化。日本・北米・中国・インド・タイの5極で展開。

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事業内容

SOLIZE Holdingsは、「デジタルものづくり」の変革を軸とするエンジニアリング企業グループです。同社は30年以上にわたり3D技術と光造形技術を活用した製造業向け開発支援を展開し、現在では自動車産業を中心とした幅広い業界に対してエンジニアリングサービス、3Dプリンティング技術、コンサルティングを提供しています。同社の主力は製品開発の全工程を支援するエンジニアリングサービスと、43台の高性能3Dプリンターを活用した試作品・最終製品の製造サービスです。

収益構造は3つの事業セグメントで構成されています。主力の「エンジニアリング・マニュファクチャリング事業」では、自動車メーカーなど製造業の開発部門と長期契約を結び、設計・解析・試作製造の技術者派遣や請負サービスで安定収益を確保しています。「コンサルティング・エンジニアリング事業」では製造業から金融・建設業まで幅広い顧客にAI活用や業務変革の支援を行い、「ビジネスインキュベーション事業」では新規事業の開発・運営を手がけています。

同社の特徴は日本、北米、中国、インド、タイの5拠点に約2,000名のエンジニアを配置したグローバル体制にあります。エンジニアリングサービスでは3D設計から解析、VR・AR技術まで製品開発の全領域をカバーし、マニュファクチャリングサービスでは樹脂・金属の3Dプリンティングで試作から量産部品まで対応しています。コンサルティング分野では独自の可視化・数値化技術を用いた変革支援や、自社開発のAI製品「SpectA」シリーズの提供により、顧客企業の競争力向上を支援する体制を構築しています。

経営方針

SOLIZE Holdingsは、2027年に売上高400億円、2033年に売上高1,000億円規模の企業体を目指す野心的な成長戦略を掲げています。同社は2020年から開始した全社変革プログラムの第二フェーズに入り、「デジタルものづくり」で培った実践力と変革力を融合させることで、製造業から金融・建設業まで幅広い産業の企業課題・社会課題解決を目指しています。持株会社体制への移行により機動性を高め、従来領域と新規領域の掛け合わせによる成長に加えて、積極的なM&Aを通じた成長速度の加速を図っています。

重点投資分野として、同社は自動車産業におけるSDV(ソフトウェア定義車両)市場の1.8倍成長を見据え、AI技術、SDV対応、デジタルリスク領域への投資を強化しています。エンジニアリング・マニュファクチャリング事業では、最新型3Dプリンター設備の増強や工場の集約による生産体制の合理化を進めながら、少量量産領域への事業拡大を推進しています。コンサルティング・エンジニアリング事業では、変革コンサルティングサービスとAI技術を活用したエンジニアリングサービスを融合した高付加価値サービスの提供体制を強化しています。

新市場開拓では、主要顧客基盤である自動車業界で培ったケイパビリティを基盤として、重工業、エネルギー、航空宇宙などの他産業への展開を積極化しています。地域的には既存の米国、中国、インド、タイに加え、2025年にカナダとタイに新たな現地法人を設立し、北米市場での事業基盤拡充と成長率の高いアジア市場での事業拡張を図っています。同時に、健全な財務状況を背景としたM&Aとスタートアップ投資により、既存ビジネスの成長に寄与する新たな事業領域や先端技術の獲得を推進し、オーガニック成長との両立を目指しています。

技術革新への取り組みでは、人的資本経営を核とした戦略を展開しています。同社は2027年までに年間500名規模の採用を可能とする体制構築を目指し、付加価値の高いサービス提供を支えるハイエンド人材の確保に継続的に取り組んでいます。研究開発部門と事業開発専門部門の設置により体制を強化し、従来事業からの収益を次の成長に向けた事業開発・技術開発への投資に充当することで、持続的な成長基盤の構築を図っています。グループ投資戦略部の新設により、企業価値向上に資するプロジェクトの実行とM&A・資本提携の戦略立案・実行を加速させる体制も整備しています。

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