楽天銀行JP:5838

時価総額
¥1.18兆
PER
18.3倍
インターネットを活用した銀行業を展開し、個人向けローンや多様な決済サービス、BaaSの提供、楽天エコシステムとのシナジーを追求する事業。

事業内容

楽天銀行は、楽天グループ株式会社が49.26%出資するインターネット銀行で、日本国内では個人や法人に、台湾では主に個人に対して多様な銀行サービスを提供しています。楽天銀行は、インターネットを活用した利便性の高いサービスを提供し、顧客のニーズに応えることを目指しています。

楽天銀行グループは、楽天信託株式会社を含む連結子会社23社と非連結子会社4社で構成されています。楽天信託株式会社は信託業務を行い、金銭や不動産を受託しています。また、楽天カード株式会社の債権を信託受益権として資産担保コマーシャルペーパーを発行する特定目的会社も設立しています。

楽天銀行は、楽天カード株式会社、楽天証券株式会社、楽天生命保険株式会社、楽天損害保険株式会社に銀行代理業務を委託しています。また、楽天証券から金融商品仲介業務を受託し、楽天生命保険や楽天損害保険から保険代理業を受託しています。これにより、楽天グループ内でのシナジーを活用しています。

楽天銀行は、インターネットを活用して個人や法人に利便性の高いサービスを提供し、「安心・安全で最も便利な銀行」を目指しています。個人向けには、生活口座としての利用を促進し、法人向けにはテクノロジーを活用した銀行サービスを提供しています。

楽天銀行は、インターネットバンキングの利便性を活かし、口座数と預金量を増加させています。2025年3月末時点で、口座数は1,683万口座、預金量は11.4兆円に達し、日本のインターネット銀行業界で最大の顧客基盤を持っています。

楽天銀行は、物理的な支店を持たず、インターネットで銀行サービスを提供することで低コスト運営を実現しています。楽天エコシステムとのシナジーを活用し、顧客基盤を拡充しています。楽天ポイントを活用した顧客優遇プログラムも提供しています。

楽天銀行は、個人向けローンや証券化ノウハウを活用した運用資産の多様化を進めています。法人向けには、資金決済や運用、借入ニーズに応じたソリューションを提供し、法人融資の拡大を目指しています。

楽天銀行は、システムの自行開発、運用、保守体制を構築し、システムコストの競争力を高めています。楽天グループのAI活用ノウハウを活かし、顧客のニーズに応じたサービスを提供しています。

経営方針

楽天銀行は、成長戦略として「安心・安全で最も便利な銀行」を目指し、インターネットを活用した利便性の高いサービスを提供しています。個人向けには生活口座としての利用を促進し、法人向けにはテクノロジーを活用した銀行サービスを提供することで、顧客の多様なニーズに応えています。

同社は、楽天グループの一員として、グループ内のシナジーを最大限に活用し、顧客基盤の拡充を図っています。楽天エコシステムを活用し、低コストで新規顧客を獲得し、顧客の取引機会を増やすことで、事業の成長を加速させています。

中期経営計画では、2025年3月期末までに口座数を1,683万口座、預金量を11.4兆円に増やすことを目標としています。また、個人・法人顧客数の拡大による貸出利息収益や手数料収益の増加を図り、収益基盤の強化を進めています。

楽天銀行は、FinTech領域の成長を取り込み、楽天ペイメント株式会社との連携を深めることで、個人口座のメイン化や法人口座獲得を推進しています。これにより、顧客基盤のさらなる活性化と成長機会の拡大を目指しています。

同社は、システムのキャパシティとセキュリティの確保にも注力しています。顧客数の増加に対応するため、システムの拡充を計画的に進め、業界最高レベルのセキュリティを提供することを目指しています。これにより、顧客に安心・安全なサービスを提供し続けることを重視しています。