フジクラJP:5803

時価総額
¥5.13兆
PER
36.2倍
情報通信、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、不動産の各事業部門で光ファイバ、プリント配線板、自動車用ワイヤハーネス、電力ケーブル、不動産賃貸を展開。

事業内容

フジクラは、情報通信、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、不動産の5つの事業セグメントを展開しています。これらのセグメントを通じて、製品の製造、販売、サービスを提供しています。

情報通信事業では、光ファイバや光ケーブル、通信部品、ネットワーク機器などを手がけています。国内外の多くの子会社がこの分野で活動しており、フジクラの技術力を活かした製品を提供しています。

エレクトロニクス事業では、プリント配線板や電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタを製造しています。これらの製品は、国内外の市場で高い評価を受けています。

自動車事業では、自動車用ワイヤハーネスや電装品を提供しています。フジクラの製品は、世界中の自動車メーカーに採用されており、信頼性の高い製品を供給しています。

エネルギー事業では、電力ケーブルや通信ケーブル、アルミ線、被覆線を製造しています。これらの製品は、電力インフラの構築に欠かせないものであり、フジクラの技術力が活かされています。

不動産事業では、不動産の賃貸を行っています。このセグメントは、フジクラの多角的な事業展開の一環として位置づけられています。

その他の事業として、新規事業の開発も行っています。フジクラは、常に新しいビジネスチャンスを模索し、成長を続けています。

経営方針

フジクラは、成長戦略として「つなぐ」テクノロジーを基盤に、顧客価値創造型の事業展開を推進しています。特に情報インフラ、情報ストレージ、情報端末の3つを核心的事業領域とし、経営資源を集中投資することで高収益な企業グループを目指しています。

2025年度を見据えた中期経営計画では、持続可能な成長と企業価値の向上を目指し、売上高8,250億円、営業利益850億円などの具体的な目標を設定しています。また、カーボンニュートラルの実現を新たなビジネスチャンスと捉え、超電導線材やファイバレーザ、EV関連技術の開発を進めています。

フジクラは、光ファイバケーブルの市場拡大を図り、国内外での需要に応えるための生産体制を強化しています。特に欧州や中東、アフリカ地域での供給体制を整え、グローバルな生産体制の構築を進めています。また、データセンタ向けビジネスの拡大にも注力し、次世代コネクタの開発や販売チャネルの強化を図っています。

Beyond2025として、核融合発電やレーザー技術、EVの急速充電技術など、次世代の成長分野における技術開発を推進しています。これにより、フジクラは持続可能な社会の実現に貢献しつつ、新たなビジネスチャンスを創出しています。