くすりの窓口JP:5592

時価総額
¥289.8億
PER
12.9倍
様々な業種の店舗のインターネット予約サービスを展開し、調剤薬局向けの「EPARKくすりの窓口」や「EPARKお薬手帳」、医薬品流通改善の「みんなのお薬箱」、医療機関向けの「HOSPITAC」などを提供する企業。

事業内容

株式会社くすりの窓口は、調剤薬局部門のインターネット予約サービスを展開する企業で、2015年に事業を開始しました。EPARKの調剤薬局予約サービス「処方便」からスタートし、独自の事業を開発・展開しています。医療機関や介護施設向けのシステム・サービスも提供し、「医・薬・介護、個人ユーザーをつなぐプラットフォーム」としての機能を拡充しています。

くすりの窓口は、メディア事業、みんなのお薬箱事業、基幹システム事業、その他事業の4つの事業を運営しています。メディア事業では、調剤薬局の検索サイト/アプリ「EPARKくすりの窓口」や電子お薬手帳アプリ「EPARKお薬手帳」を提供し、患者と薬局の利便性を向上させています。

みんなのお薬箱事業では、医薬品卸と薬局をつなぐプラットフォームを提供し、仕入れサポートサービスやeオーダーシステムを展開しています。これにより、薬局の経営効率や医薬品卸事業者の業務効率を向上させることを目指しています。

基幹システム事業では、医療機関、薬局、介護施設向けの事務処理システムや情報システムを販売しています。これにより、医療・介護のデータ連携を促進し、業務の効率化を図っています。主要な商品には「Pharmy」や「HOSPITAC」などがあります。

その他事業として、健康保険組合から委託を受け、調剤薬局やドラッグストアで健康保健指導を行う「未病予防事業」を展開しています。生活習慣病の予防を通じて、医療費の削減を目指しています。この事業は、くすりの窓口の第4の柱事業として位置付けられています。

経営方針

株式会社くすりの窓口は、ヘルスケア領域において新しい価値を提供することを目指しています。同社は調剤薬局、医療機関、介護施設などの顧客の収益と生産性向上に貢献し、個人ユーザーに利便性を提供することを経営方針としています。これにより、調剤薬局の検索や処方箋ネット受付、EPARKお薬手帳などのサービスを展開し、顧客と個人ユーザー向けにサービスを拡大しています。

くすりの窓口の成長戦略は、医療プラットフォームの形成にあります。調剤薬局、医療機関、介護施設、個人ユーザー、医薬品卸売事業者をつなぐことで、医療関係者の生産性向上と経営効率、収益の改善を図ります。また、個人ユーザーには高い利便性を提供し、医療関係者からの情報を活用して新たな価値を提供する双方向の関係を構築することを目指しています。

同社は、調剤薬局向けのレセプトコンピュータや電子薬歴システム、医療機関向けの医療事務コンピュータや電子カルテシステム、介護施設向けの介護請求システムなどを提供しています。これにより、医療・介護のデータ連携を促進し、業務の効率化を図っています。また、個人ユーザー向けには調剤薬局の検索や処方箋ネット受付、EPARKお薬手帳を提供しています。

くすりの窓口は、顧客基盤の拡大とサービス利用の深耕を重要な課題としています。2030年までに顧客数を10万施設に拡大することを目指し、サービスの利便性を高めることで、医療関係者にとって不可欠なプラットフォームとなることを目指しています。また、医療分野及びヘルスケア分野への展開を強化し、個人ユーザーの利便性向上を図ることも重要な課題としています。

競争が激化する中で、くすりの窓口は競合他社との差別化を図ることが求められています。EPARKくすりの窓口やEPARKお薬手帳、オンライン診療などのサービスを通じて、顧客のニーズを迅速に反映し、差別化されたサービスを提供することが重要です。また、新サービスの開発と提供のスピードを上げることで、競争優位性を維持することを目指しています。