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エリッツホールディングス【JP:5533】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
エリッツホールディングスは不動産仲介、物件管理、居住者向けサポートを中核に展開する持株会社です。同社は賃貸・売買の仲介店舗網を軸に、自社保有の賃貸物件や投資用物件の取得・開発・運営、さらにはマレーシアでの賃貸やマンスリーマンション運営にも取り組んでいます。グループ各社が連携して仲介から管理、入居後サービスまで一貫して提供し、シナジーを発揮しています。
主要な顧客は賃貸物件のオーナー、入居者、物件購入を検討する投資家や一般の住宅需要者で、収益源は仲介手数料、管理委託料、自社物件の家賃収入に加え、保険代理手数料や家賃保証料、引越しなどの付帯サービス収入に分かれます。同社は自社の仲介力を生かして高い入居率を維持し、仲介→管理→付帯サービスの流れで顧客あたりの収益を高めています。
事業構成は不動産仲介事業、不動産管理事業、居住者サポート事業の三本柱で、仲介は店舗による賃貸・売買仲介や関連サービスの取次を行い、管理は保守・修繕や入居者対応、契約管理を担っています。居住者サポートでは火災保険の取次や滞納保証、24時間の駆けつけサービス、コールセンター業務、引越しや清掃、シェアサイクルなど多様な付帯サービスを提供し、近畿中心の出店拡大とともに管理戸数約2.8万戸規模で成長を図っています。
経営方針
同社は中期経営計画(2026年9月期~2028年9月期)で「管理拡大」「仲介拡大」「財務体質の強化」を戦略の柱に掲げ、管理物件数(戸数)や仲介件数、資産合計、自己資本比率、総資本経常利益率を主要な指標として進捗を管理しています。現状は管理戸数が約2.8万戸規模に達しており、同社はここから管理戸数と仲介件数の着実な増加を通じて売上基盤を固め、自己資本比率の向上や総資本に対する利益率の改善によって財務体質を強化することを目指しています。
重点投資分野としては、不動産仲介の店舗網拡大と賃貸物件の管理・リノベーションに重きを置いています。同社は京都を中心に学生向けのテレビ広告強化や社宅代行の提案増加など需要獲得のための顧客接点を強化し、オーナー向けには1998年から運営する「エリッツオーナーズクラブ」を通じた情報提供や地域別研修、リノベーション提案によって他社との差別化を図っています。さらに家賃保証や保険、引越しなど提携先による付帯サービスを組み合わせ、仲介→管理→付帯サービスで顧客一人当たりの収益を高める施策を展開しています。
新市場開拓は既存エリアの深耕と近畿圏周辺への拡大を両輪で進めています。京都・滋賀での知名度を活かし、滋賀ではJR沿線の駅前を重視した出店で通勤圏の需要を取り込み、加えて奈良・大阪・兵庫といった近隣府県への出店を進めています。出店判断は競合店の状況や周辺の賃貸戸数・賃貸人口を定量的に評価して実行しており、海外ではマレーシアでの賃貸やマンスリーマンション運営にも取り組むなど地域・商圏を広げることで収益源の多様化を目指しています。
技術革新では業務効率化と顧客サービスのデジタル化に投資しています。同社はソフトウェア開発・販売事業を手掛けるとともに、急速なIT技術の進展に対応するための人材育成や業務ツールの導入を進めており、これにより契約管理や入居者対応のスピードと品質向上を図っています。加えて個人情報保護を重視し、2020年7月にプライバシーマークを取得して以来、個人情報保護マネジメントの運用を継続的に強化している点も同社の信頼獲得策の一つです。