クニミネ工業JP:5388

時価総額
¥164.3億
PER
10.9倍
ベントナイト事業、クレイサイエンス事業、アグリ事業を展開し、素形材用ベントナイトや農薬加工製品の製造販売を行う。

事業内容

クニミネ工業は、ベントナイト事業、クレイサイエンス事業、アグリ事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、同社とその子会社6社によって運営されています。

ベントナイト事業では、素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂などの製造販売を行っています。また、調泥剤の仕入販売も手がけています。クニマイン株式会社や川崎鉱業株式会社などが原鉱石の採掘と販売を担当しています。

クレイサイエンス事業では、精製ベントナイトや環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物などを製造販売しています。これにより、環境保護や農業分野での利用が進められています。

アグリ事業は、農薬加工や農薬基剤、農業資材の製造、加工、販売を行っています。また、運送取扱い業務も含まれており、農業関連の幅広いニーズに応えています。

経営方針

クニミネ工業は、地下資源の有効活用を通じて企業価値の向上を目指しています。特に「品質と技術」の研鑽を重視し、多様化するニーズに応えることで社会貢献を図っています。これにより、同社は持続可能な成長を追求しています。

同社は2023年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画を策定し、2025年度の目標を見直しました。具体的には、連結売上高169億円、連結営業利益16億円、ROE5.7%以上を目指しています。これにより、株主資本コストを上回るROEの実現を目指しています。

成長戦略として、脱炭素関連や国土強靭化関連、静脈産業への取り組みを強化しています。具体的には、地熱発電事業や放射性廃棄物処理事業、森林整備事業などに注力しています。これにより、環境建設分野での成長を図っています。

新規事業領域の拡大も重要な戦略です。種子コーティング事業やガスバリア材料の開発を進め、アグリ分野やクレイサイエンス分野での市場拡大を目指しています。これにより、新たな収益源の確保を図っています。

海外市場展開も積極的に進めています。特にアセアン市場への進出を強化し、高品質原鉱の安定調達を目指しています。これにより、国際競争力の向上を図っています。

企業体質の強化も重要視しています。ESG経営やデジタルトランスフォーメーションの推進、新鉱区開発や採鉱技術の開発を通じて、持続可能な成長基盤を構築しています。これにより、長期的な競争力を強化しています。