ヨータイJP:5357

時価総額
¥343.5億
PER
15.3倍
耐火物の製造販売と築炉工事を手がけ、鉄鋼、化学、セメント、ガラス業界向けに塩基性れんがや高アルミナ質れんがを提供する企業。

事業内容

ヨータイは、耐火物の製造販売とエンジニアリングを主な事業としています。ヨータイとその連結子会社である営口窯耐進出口有限公司の2社で構成され、鉄鋼業、化学工業、セメント、ガラスなどの高熱工業に不可欠な基礎資材を提供しています。創立以来、耐火物の専門メーカーとしての地位を築いてきました。

ヨータイの事業セグメントは「耐火物等」と「エンジニアリング」に分かれています。「耐火物等」セグメントでは、鉄鋼用、非鉄金属用、セメント用、ガラス用などの各種耐火れんがや不定形耐火物を製造販売しています。具体的には、塩基性れんが、高アルミナ質れんが、粘土質れんが、珪石れんがなどがあります。

「エンジニアリング」セグメントでは、耐火物を使用する工業用窯炉や環境設備の設計・施工を行っています。また、必要に応じてメンテナンス工事も請け負っています。これにより、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。

経営方針

ヨータイは、長年にわたる耐火物製造技術の歴史と経験を活かし、革新的な技術と製品を創出することで顧客満足度を高め、社会に貢献することを目指しています。同社は、収益力の維持とESG経営の推進を通じて、財務価値と非財務価値を高め、持続的に企業価値を向上させることを基本方針としています。

ヨータイの中期経営計画では、製品・サービスの質の向上による売上拡大、低コスト・安定供給体制の強化、新たな収益源の育成、ESGの推進による経営基盤の構築を重点領域としています。これにより、耐火物市場の成熟やテクノロジーの急速な発達といった不確実性の高い環境においても、持続可能な成長を目指しています。

同社は、国内外の需要を取り込み、戦略的な営業体制を構築することを課題としています。また、原料の備蓄体制の強化や中国以外の調達先の拡大、サプライチェーンマネジメントの強化、DX推進と人的資本への投資を進めています。これらの取り組みを通じて、収益力の強化と収益源の多様化を図り、企業価値の向上を目指しています。