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ベーシック【JP:519A】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ベーシックは「事業の成長を人の数で解決しない」を掲げるワークフローカンパニーとして、企業の業務プロセスの見える化・標準化・自動化を推進しています。同社は特にマーケティングや営業などの顧客接点領域に注力し、部門間連携が難しく属人化しやすいという構造的問題の解決に取り組んでいます。「ferret One」と「formrun」という2つの主力製品を通じて、企業活動における情報入力の起点から管理・運用まで一貫したワークフローを提供しています。
同社の主要顧客は中小企業から大企業の事業部まで幅広く、「ferret One」は500社以上、「formrun」は5,000社以上に導入されています。収益構造は月額課金のサブスクリプション型が約8割を占め、安定したストック収益を確保しています。残り2割は導入支援やコンサルティングなどのプロフェッショナルサービスによるもので、顧客の成果創出を支援しながら長期的な利用定着を促進する役割を担っています。
「ferret One」は集客から商談化までのBtoBマーケティング全体をカバーし、ウェブサイト制作からメール配信、顧客管理まで必要な機能を統合したプラットフォームです。一方「formrun」は問い合わせや資料請求などの情報入力を起点とし、その後の対応業務を効率化するワークフローツールとして機能します。両製品ともノーコードでの操作を可能とし、専門知識がなくても企業が自走できる環境を実現しています。また、AI機能の搭載により、コンテンツ作成時間の大幅短縮や対応品質の均一化を図っています。
経営方針
ベーシックは労働力人口の減少という構造的課題に対し、ワークフローのDX化による社会変革を目指すワークフローカンパニーとして事業を展開しています。同社は「事業の成長を人の数で解決しない」という経営理念のもと、従来の人依存型成長モデルから、仕組みとAIによる持続的成長モデルへの転換を推進しています。主力製品である「ferret One」と「formrun」を中心に、累計50万ユーザー超、有料顧客5,500社超の顧客基盤を構築し、月次経常収益の継続的拡大を重要指標として事業成長を図っています。
同社の競争優位性は、50を超える事業立ち上げで培った事業創出力、自社AI活用により一人当たり売上高を直近1年で約20%改善した生産性向上力、そして日本企業の商習慣に適合した「誰でも扱える」プロダクト開発文化にあります。社内では従業員の100%がAIを活用し、約70%が自ら業務効率化ワークフローを構築するなど、自社が提供する価値を実践で証明しています。これらの強みを活かし、複雑さを排した直感的なUI設計と国内コンプライアンス要件への対応により、専門人材を必要とせず現場主導で運用できるプロダクトを実現しています。
成長戦略として同社は3つの柱を掲げています。第一に既存チャネル最適化と新チャネル開拓によるオーガニック成長、第二にAI活用ワークフロー構築ツール「workrun」、AIプラットフォーム「AIBOW」、AIチャットボットツール「askrun」など新プロダクトによるコンパウンド戦略、第三に従業員数100名以上の取引1,000社規模を活かした大手顧客深耕による高単価顧客創出です。特に新プロダクト群では、既存のフロントオフィスDX基盤との連携により、部門横断のワークフローを一貫して最適化することが可能となります。
技術革新面では、同社はAI時代における業務自動化ニーズの高まりに対応し、AX(AI Transformation)化の推進に注力しています。2026年1月に正式提供開始した「workrun」と「AIBOW」により、導入者自身が業務プロセスを設計できる環境を提供し、RAG技術を活用したAIチャットボットツールの開発も進めています。これらの取り組みにより、AIが業務を自律的に駆動する次世代ワークフローの実現を目指し、年平均約32%で成長する世界のAIワークフロー市場での競争優位確立を図っています。