ベーシック (519A) 株価

時価総額
¥37.5億
PER
ワークフロー業務効率化ツールの新興企業。BtoBマーケティング統合ツール「ferret One」とフォーム管理ツール「formrun」を展開。25年12月時点でferret Oneは500社以上、formrunは5,000社以上が利用。日本国内が中心。

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事業内容

ベーシックは「事業の成長を人の数で解決しない」を掲げるワークフロー企業として、企業の業務プロセスの効率化と自動化を支援しています。同社は特に、マーケティングや営業といった顧客接点業務の領域で、属人化しやすい業務を標準化し、生産性向上を実現するデジタル変革サービスを提供しています。

同社の主な顧客は中小企業から大企業まで幅広く、収益の約8割をサブスクリプション型の月額課金で得ています。残り約2割は導入支援やコンサルティングなどの専門サービスによるもので、安定したストック収益を基盤としながら、顧客の成果創出を支援する事業モデルを構築しています。同社は単一のワークフロー事業セグメントで運営されています。

事業の中核となるのは2つの主力製品です。「ferret One」は企業向けマーケティング業務を一元管理できるツールで、ウェブサイト制作から顧客管理まで必要な機能をワンストップで提供し、500社以上が利用しています。「formrun」は問い合わせや応募などの情報入力を起点とした業務フローを効率化するツールで、5,000社以上に導入されています。両製品ともプログラミング不要で利用でき、AI機能による作業時間短縮も実現しています。

経営方針

ベーシックは「事業の成長を人の数で解決しない」という理念のもと、企業のワークフロー効率化を支援するワークフローカンパニーとして事業を展開しています。同社は労働人口減少という構造的な社会課題に対し、業務プロセスの「見える化」「標準化」「自動化」を通じて解決策を提供しており、さらに次の段階として、AIが業務を自律的に駆動するAX(AI Transformation)化への発展を目指しています。経営指標として重視するMRR(月次経常収益)の継続的な拡大を通じて、持続的な成長を実現する方針です。

同社の競争優位性は5つの差別化要因に支えられています。創業以来50を超える事業を手がけた事業創出力、社内でのAI活用率100%を実現し一人当たり売上高を約20%改善させた生産性・組織運営力、累計50万ユーザー超の顧客基盤、現場のノウハウを形式知化するナレッジマネジメント力、そして日本企業の商習慣に適合した「誰でも扱える」プロダクト開発文化です。これらの強みを活かし、既存の「ferret One」と「formrun」の機能強化とユーザー拡大を継続的に推進しています。

成長戦略として同社は3つの柱を掲げています。第一に、既存チャネル最適化と新規顧客獲得によるオーガニック成長、第二に、新規プロダクトの連携提供によるコンパウンド戦略です。2026年1月には、ワークフロー構築ツール「workrun」とAIプラットフォーム「AIBOW」の正式版提供を開始し、さらにRAG技術を活用したAIチャットボットツール「askrun」の開発も進めています。第三に、従業員数100名以上の企業1,000社規模の顧客基盤を活用した既存大手顧客深耕により、2027年以降は高単価顧客の創出を図る計画です。

技術革新への取り組みでは、AI技術とノーコード技術の進化を積極的に取り込み、複数ツール間のデータ連携と部門横断ワークフローの自動化を実現しています。同社は自社でも従業員の約70%が業務効率化のための自動ワークフローを構築するなど、自らがAI活用の実践者として技術革新をリードしています。これにより、顧客企業に対してより高度な業務自動化ソリューションを提供し、クロスセル・アップセルを通じた複合的な成長機会の拡大につなげています。

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