櫻護謨JP:5189

時価総額
¥46.6億
PER
13.7倍
消防ホースや防災救助資機材の製造販売、航空・宇宙関連部品の製造、不動産賃貸事業を展開する企業。

事業内容

櫻護謨は、5社で構成される企業グループで、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、消防・防災事業では、櫻護謨、桜ホース株式会社、日本エス・エイ・エス株式会社が中心となり、消防ホースや防災救助資機材、労働安全機器の製造販売を行っています。

次に、航空・宇宙、工業用品事業では、櫻護謨と株式会社川尻機械が、航空・宇宙関連部品や金属部品、ダクト、複合材、石油関連ゴム製品、建築土木関連ゴム製品の製造販売を手がけています。また、ゴム製品等製造用金型の製造も行っています。

最後に、不動産賃貸事業では、櫻護謨と株式会社二十一世紀が、笹塚ショッピング・モールの賃貸と運営を行っています。この事業は、商業施設の管理運営を通じて安定した収益を確保しています。

経営方針

櫻護謨は、顧客第一の精神を掲げ、顧客に満足される製品作りと品質保証を通じて社会に貢献することを経営理念としています。持続的な成長と企業価値の向上を目指し、連結売上高経常利益率3%以上の維持を目標としています。

同社は、安心・安全な社会の維持に不可欠な製品やサービスを提供していますが、設備の老朽化が課題です。更新投資や合理化、能力増強投資を進め、収益とのバランスを考慮した投資を検討しています。

人材確保の厳しい状況に対し、採用強化や多様な働き方の環境整備、従業員満足度の向上を図り、事業競争力を高める方針です。消防・防災事業では、顧客ニーズに応じた商材の企画開発と提案型営業を強化しています。

航空・宇宙、工業用品事業では、金属3Dプリンタの活用や宇宙分野への販売拡大を進めています。原材料の価格上昇や調達リードタイムの長期化に対応するため、調達先の多様化や代替材料の選定を行っています。

不動産賃貸事業では、商業施設のテナントと連携し、地域社会に貢献する営業を続けています。櫻護謨は、強固な経営基盤の確立と持続的な成長を目指し、グループ全体で課題に取り組んでいます。