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tripla【JP:5136】株価
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時価総額の推移
事業内容
triplaは、宿泊施設向けにクラウド型のホスピタリティソリューションを提供する企業で、公式サイト上で自社予約を実現する「tripla Book」を中核に、AIチャットボットやCRMなどのソフトウェアを展開しています。ユーザー体験の改善や自社予約の比率向上を通じて、宿泊施設の収益最大化を支援しています。
同社の主要顧客は旅館・ホテルなどの宿泊事業者で、収益構造は月額の基本料による固定収益と、予約件数や決済に応じた従量収益が中心です。これに加えて、広告運用の成果報酬やチャネル管理・海外OTAとの仲介手数料など複数の収益源を持ち、固定収益で安定させつつ従量収益で成長を取り込んでいます。
事業はホスピタリティソリューション事業の単一セグメントで、主な製品ラインは「tripla Book」(公式予約エンジン:多通貨・多言語・ポイント機能など)、「tripla Bot」(AIチャット+オペレーター対応)、「tripla Connect」(CRM/マーケティング自動化)です。これらに加え、OTA連携や在庫管理のチャネルサービス、広告代行、公式サイト制作、滞在中向け案内や決済、データ分析、運用代行といった補完サービスを組み合わせ、宿泊施設の集客から滞在中の顧客体験、リピート施策まで一気通貫で支援しています。
経営方針
同社は成長の加速を明確な数値で示しており、営業収益は2024年10月期から2025年10月期にかけて前年同期比37.8%増と高い伸びを実現しました。2025年10月期の連結営業収益は2,573百万円、営業利益は519百万円で、親会社単体の収益は2,150百万円に達しています。収益構造は月額の固定収益と、予約や決済に応じた従量収益の組み合わせで、導入施設数と取扱高(GMV)の拡大が業績の鍵になるため、同社は導入施設の増加とGMV伸長による継続的な成長を目指しています。
同社は重点投資分野としてプロダクト強化と顧客あたりの提供価値向上に注力しています。具体的には「tripla Book」を核に「tripla Bot」「tripla Connect」「tripla Boost」「tripla Pay」「tripla Analytics」「tripla Link/Nexus」「tripla Page」などを組み合わせたクロスセルを進め、例えばBotのみ導入の顧客へBookを提案して単価向上を図る施策を実行しています。差別化はクラウド型による拡張性と多機能性、さらに汎用機能は内製で迅速に改善・提供する体制にあり、結果として顧客の運用負荷低減と解約抑止を狙っています。
同社は新市場開拓としてAPACを中心に販路を拡大しており、海外子会社の活用や買収後の統合作業(PMI)で製品置換や機能統合を進め、グループ横断でのエンジニアリソース効率化を図っています。市場機会は大きく、日本の宿泊市場は約5兆円、東南アジア各国も数千億〜数兆円規模があり、同社はこれら地域で導入施設数を増やすことで固定収益を底上げし、同時に取扱高増加で従量収益を伸ばす戦略を取っています。人材面ではエンジニアや営業・カスタマーサクセスの継続採用と育成により、導入・運用支援体制を強化しています。
技術革新面ではクラウド基盤を活かした迅速な機能投入とサービス間連携を優先し、AIチャット(tripla Bot)やデータ解析(tripla Analytics)で顧客の自社予約率向上に貢献する仕組みを強化しています。セキュリティ面でも、子会社での不正アクセスを受けた対応として多要素認証の適用拡大、監視の強化(IDS/IPS導入)、外部専門家による定期的な侵入テストなどを導入し、品質・安定性・安全性への投資を継続しています。これらにより同社は、宿泊施設の業務効率化と収益最大化を支援する総合エコシステムの実現を目指しています。