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オカモトJP:5122
事業内容
オカモトは、産業用製品と生活用品の2つの主要な事業セグメントを持っています。産業用製品セグメントでは、プラスチックフィルム、壁紙、自動車内装材、産業資材の製造・仕入・販売を行っています。このセグメントには、オカモト化成品や船堀ゴムなどの関連会社が含まれています。
生活用品セグメントでは、医療・日用品、シューズ、衣料・スポーツ用品の製造・仕入・販売を手がけています。このセグメントには、イチジク製薬やヒルソン・デックなどの関連会社が含まれています。これにより、オカモトは多様な消費者ニーズに応える製品を提供しています。
その他の事業として、オカモト通商が製品輸送及び保管事業を行っています。また、オカモトは太陽光発電事業も展開しており、持株会社としてOkamoto North America, Inc.を運営しています。これにより、オカモトは多角的な事業展開を行っています。
経営方針
オカモトは、成長戦略として多角化と効率化を重視しています。産業用製品と生活用品の両事業において、研究開発の推進や事業継承、経営権の取得を通じて事業の多角化を図り、グループ全体の売上と利益の向上を目指しています。また、固定費の圧縮や製造コストの削減を進め、効率的な生産体制を強化しています。
同社は、品質の追求と顧客ニーズに合致した高付加価値製品の開発を進めています。営業と工場が一体となって研究開発力を維持・向上させることで、ブランド力を強化し、市場競争力を高めることを目指しています。また、コンドームの製造・販売においては、STI予防啓発活動を積極的に展開し、サステナビリティの実現を目指しています。
オカモトは、再生可能エネルギーの活用や省エネの推進を通じて持続可能な成長を図っています。設備投資による生産性の改善や廃棄物の削減を進め、太陽光発電事業の維持発展にも注力しています。これにより、環境負荷の低減と企業の社会的責任を果たすことを目指しています。
同社は、ROEを8%以上とすることを目標に掲げています。株主資本コストを下回る水準を維持しつつ、中長期的に株主資本コストを上回るリターンを継続することで、企業価値の増大を図っています。これにより、株主やステークホルダーの信頼を得ることを目指しています。