インフロニア・ホールディングスJP:5076

時価総額
¥5174億
PER
8.9倍
建築、土木、舗装、機械、インフラ運営事業を展開し、集合住宅や工場、橋梁、トンネル、太陽光・風力発電事業などを手がける。

事業内容

インフロニア・ホールディングスは、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業グループです。主な事業セグメントには、建築事業、土木事業、舗装事業、機械事業、インフラ運営事業があります。これらの事業は、関連会社や子会社を通じて展開されています。

建築事業では、集合住宅や工場、物流施設の建設工事を手がけています。前田建設工業株式会社が中心となり、施工や資材の調達を行っています。土木事業では、橋梁やトンネルの建設工事を展開し、同様に前田建設工業が主要な役割を担っています。

舗装事業は、舗装工事やアスファルト合材の製造・販売を行っています。前田道路株式会社がこの分野をリードし、施工や資材の供給を行っています。機械事業では、建設機械の製造・販売、レンタルを行い、株式会社前田製作所が中心的な役割を果たしています。

インフラ運営事業は、再生可能エネルギー事業や公共インフラの運営を行っています。日本風力開発株式会社が風力発電事業を展開し、愛知道路コンセッション株式会社が道路の維持管理を行っています。その他の事業には、リテールや不動産、ビル管理などが含まれ、幅広い分野で活動しています。

経営方針

インフロニア・ホールディングスは、持続可能な成長を目指し、総合インフラサービス企業としての地位を確立するための中長期的な戦略を掲げています。同社は、インフラストラクチャー・ビジネスの既成概念に挑戦し、革新的なアイデアで最適なサービスを提供することを使命としています。

同社の中期経営計画「INFRONEER Vision 2030」では、事業領域の拡大と高収益ビジネスモデルへの転換を目指しています。デジタル化戦略や技術開発、人材育成を通じて経営基盤を強化し、ガバナンス体制の構築やDXの推進により、迅速かつ適正な経営を実現します。

インフロニア・ホールディングスは、持続的成長を実現するために、インフラ運営の上流から下流までをワンストップでマネジメントするビジネスモデルを推進しています。グループ各社のエンジニアリング力を結集し、M&Aを通じて事業領域を拡大し、競争力を最大化することを目指しています。

同社は、戦略の三本柱として「収益基盤の確立」「付加価値の最大化」「体質強化・改善」を掲げています。これにより、社会変化への対応力を強化し、ステークホルダーから信頼される企業を目指します。また、2030年度までに事業利益1,000億円以上、ROE12%以上を目標としています。

新中期経営計画「INFRONEER Medium-term Vision 2027」では、投資事業拡大フェーズとして、官民連携事業や再生可能エネルギー事業への投資を拡大します。これにより、持続的成長を支える収益基盤を強化し、企業価値の向上を図ります。