モダリス (4883) 株価

時価総額
¥47.5億
PER
CRISPR技術を用いた遺伝子治療薬開発の新興企業。「切らないCRISPR技術」であるCRISPR-GNDM技術により希少疾患向け治療薬を開発。2016年に事業開始。25年12月末時点で8品目の自社パイプラインを有し、協業モデルと自社モデルのハイブリッド戦略を展開。

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事業内容

モダリスは、独自の「切らないCRISPR技術」(CRISPR-GNDM®技術)を用いて遺伝子治療薬を開発している企業です。同社は従来のゲノム編集技術とは異なり、遺伝子を切断することなく遺伝子の発現をオン・オフする「遺伝子スイッチ」技術により、希少疾患をターゲットとした治療薬の創出を目指しています。

同社のビジネスモデルは「ハイブリッドモデル」で構成されており、製薬企業との「協業モデルパイプライン」と「自社モデルパイプライン」の2種類を並行して進めています。協業モデルでは、パートナー企業から共同研究開発の契約一時金、開発マイルストン収入、ライセンス契約一時金などの早期収益を獲得しています。一方、自社モデルでは将来の大きなライセンス収益やロイヤルティ収入を狙っており、現在8品目の自社パイプラインを保有しています。

同社の事業は遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントで構成されています。主な開発パイプラインには先天性筋ジストロフィー1A型(LAMA2-CMD)、筋強直性ジストロフィー1型(DM1)、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)などの筋疾患が含まれており、これらはいずれもアンメットメディカルニーズが高い希少疾患領域です。同社技術の特徴として、約20塩基のガイド核酸のみを個別にデザインするだけで効率的に治療薬開発ができるため、開発ノウハウの他疾患への転用が容易という優位性を持っています。

経営方針

モダリスは独自の「切らないCRISPR技術」を核とした成長戦略を展開しています。同社は経営指標として年間IND申請件数、パートナー契約条件、自社パイプライン比率を重視し、財務バランスを保ちながら企業価値向上を図る方針を明確にしています。遺伝子治療薬という最先端分野の特性上、従来のROAやROEといった短期財務指標ではなく、研究開発の進捗と事業基盤の拡大に焦点を当てた独自の評価軸を採用しているのが特徴です。

研究開発と営業活動では「幅のある開発」と「バリューチェーンの補完」を重点戦略として位置づけています。同社はCRISPR-GNDM技術の優位性を活かし、国内外の製薬企業との共同研究を積極的に推進することで、より多くの疾患ターゲットへの応用を目指しています。特に希少疾患領域での治療薬開発において、パートナー企業との戦略的連携を通じて研究から販売までの一貫した体制構築を進めており、この取り組みが同社の差別化戦略の中核となっています。

新市場開拓では米国ボストンエリアへの研究拠点設置が重要な施策となっています。100%出資の現地法人Modalis Therapeutics Inc.を通じて博士研究者を中心とした国際的な人材確保を実現し、世界最高水準の研究環境でコア技術の強化を図っています。一方で治験薬製造などの周辺機能は外部委託により資本効率を高める戦略を採用し、限られた資源を最重要領域に集中投下する体制を構築しています。

技術革新への取り組みでは、従来困難とされてきた希少疾患への医薬品開発を可能にする独自プラットフォームの継続的強化を進めています。同社は組織特異的な送達技術など新しいデリバリー技術を提携やライセンス契約を通じて積極的に取り込み、CRISPR-GNDM技術との融合により治療効果の最大化を図っています。また知的財産権の強化にも注力し、国内外での特許ポジション確立を通じて技術的優位性の維持に努めています。

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