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スペースシャワーSKIYAKIホールディングスJP:4838
事業内容
スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは、事業ポートフォリオを再構築し、現在は「コンテンツ」と「ソリューション」の2つのセグメントに分かれています。これにより、以前の「メディア」、「ライブ・コンテンツ」、「ソリューション」の3区分から変更されました。
「コンテンツ」セグメントでは、イベント事業やライブハウス事業、アーティストマネジメント事業、レーベル・エージェント事業、有料放送事業、オンデマンド事業、エンタテインメントカフェ事業を展開しています。これらの事業は、株式会社スペースシャワーネットワークやインフィニア株式会社が主に担当しています。
「ソリューション」セグメントでは、プラットフォーム事業、ファンクラブ事業、EC・MD事業、アライアンス事業、ディストリビューション事業、映像制作事業を手がけています。このセグメントは、株式会社SKIYAKIやコネクトプラス株式会社、株式会社スペースシャワーネットワークなどが担当しています。
スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは、2024年4月に株式会社SKIYAKIとの経営統合を行い、持株会社体制に移行しました。この統合により、事業の一部を株式会社スペースシャワーネットワーク分割準備会社に承継し、商号を変更しています。
経営方針
スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは、アーティストとクリエイターを支援し、ファン体験を豊かにすることをミッションとしています。文化や価値観の多様性を育むことで、持続可能な社会の実現を目指しています。音楽やエンタテインメント業界での活動を通じて、質の高いコンテンツを提供し、ユーザーに感動を届けることを重視しています。
同社は、2024年11月に中期経営計画「Ignite 2027」を策定しました。この計画では、2027年度までに連結売上高240億円、連結営業利益16億円、ROE10%超などの定量目標を掲げています。また、コンテンツとソリューションの両セグメントのシナジーを活かし、新たなIPやサービスの開発を推進することを目指しています。
急速に進化するテクノロジーに対応するため、スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは、SKIYAKIとの経営統合を通じて、コンテンツとテクノロジーを融合した企業体を形成しました。これにより、新しいビジネスの地平を切り拓き、エンタテインメント業界の変化を先取りすることを目指しています。
同社は、音楽ストリーミング市場の成長鈍化やAI技術の進展に対応するため、グローバル配信のパートナー連携強化やデジタルマーケティング体制の強化を進めています。また、多様化する消費者ニーズに応えるため、幅広いジャンルのコンテンツ制作やイベント企画に取り組んでいます。
さらに、独立系アーティストの支援や新技術を活用した新規事業領域の拡大にも注力しています。ファンエンゲージメントの強化やコーポレート・ガバナンスの推進、人材育成の強化を通じて、持続可能な成長と企業価値の向上を目指しています。