PRONIJP:479A株価

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BtoB受発注プラットフォームの有力企業。AIと一次データを軸にした高精度マッチングとDXコンシェルジュによるIT・SaaS領域のマッチングを展開。累計64万件のマッチング、発注企業24万社、課金受注企業1千社超(2025年9月時点)。日本中心に展開。

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事業内容

PRONIは、中小企業向けのBtoB受発注プラットフォーム「PRONIアイミツ」を運営しており、発注企業と受注企業の最適なマッチングを通じて経営課題の解決を支援しています。主力はITサービスやSaaSの導入支援を中心としたマッチングで、企業のDX化や生産性向上を後押ししています。

同社の主要顧客は発注側の中小企業と受注側のITベンダーや各種サービス提供企業で、発注企業は無料で利用できます。収益は受注企業からのマッチング課金、月額課金、初期登録や成約に伴う手数料などで得ており、累計64万件のマッチング実績や24万社の発注会員、課金受注企業が1,000社超という規模が収益基盤の強みとなっています。

同社は幅広いサービス領域でマッチングを展開し、システム開発や業務用ソフト導入、営業支援、経理・人事・総務向けの役務などを扱っています。「データ×AI」による自動解析で候補抽出を高速化するとともに、DXコンシェルジュによるヒアリングや伴走支援で質の高いマッチングと継続的な追加提案を両立させています。

経営方針

同社は、持続的な成長と収益拡大を目指しています。背景にはAI市場やSaaS市場、DX市場の急拡大があり、IDCや富士キメラ総研の予測ではAIは2024年の1.3兆円から2029年に4.2兆円、SaaSは2023年の1.3兆円から2028年に2.0兆円、DXは2023年の4.2兆円から2028年に8.4兆円へと拡大が見込まれています。こうした市場環境を受け、同社はマッチング成立数や受注企業あたりの売上(ARPU)を主要指標として成長させており、実績でもマッチング成立数は2022年以降継続増加し、最新では四半期ベースで4万件台を超える水準、ARPUも年換算で数百万円台に上昇しています。加えて、直近は2025年以降に安定的な利益計上に移行しており、リカーリング収益の拡大を通じて収益の安定化を図っています。

重点投資分野は、SaaS・AI・DXなどIT関連領域を軸としたマッチングの深耕です。具体的には、約24万社の発注企業データと累計64万件超のマッチング実績という一次データを活用して、AIを用いた解析で成約に至る要因を抽出し、発注企業ごとに最適な提案を提示する仕組みを強化しています。さらに、ウェブ広告やコンテンツによるオンライン集客と、DXコンシェルジュによる対面・電話でのヒアリングを組み合わせることで、既存の発注企業からの追加発注を創出するオムニチャネル戦略を採っています。これにより、単に候補を並べるだけでなく、顧客の課題を深掘りして高確度の成約につなげる点で他社との差別化を図っています。

新市場開拓と事業拡大では、IT領域で獲得した知見を横展開し、非ITの業務支援領域への拡大も進めています。AI専用のサテライトサイト「AI最強ナビ」の立ち上げなど、成長が見込まれる分野に特化した集客施策を実行し、発注企業の認知度向上と課金受注企業の増加を狙っています。加えて、受注企業の課金帯別売上をモニタリングし、月次で10万円以上の継続課金企業を厚くすることでリカーリング収益の比率を高め、収益基盤の強化を図る計画です。マーケティング投資や人材採用を通じて認知とサービス対応力を高めることも明確な方針です。

技術革新への取り組みとしては、マッチングシステムの高度化とシステム安定性の強化に重点を置いています。具体的には、蓄積データを基にしたAIマッチングアルゴリズムの運用で候補抽出の速度と精度を高め、過去類似案件の需給データを用いた価格設計の最適化を進めています。同時に、突発的アクセス増加に耐えるサーバー設備の増強や情報管理体制の強化(ISO/IEC27001取得済み)を行い、利用企業が安心して継続利用できるプラットフォーム運営を目指しています。これらによりマッチングの質向上と顧客定着を両立し、長期的な成長を実現しようとしています。