リソー教育グループ (4714) 株価

時価総額
¥331.6億
PER
19.3倍
個別指導塾の有力企業。完全個別指導「TOMAS」、プロ社会人講師による「名門会」、幼稚園・小学校受験「伸芽会」など多様な教育サービスを展開。25年9月に持株会社体制に移行。首都圏中心に全国展開。

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事業内容

リソー教育グループは、個別指導を軸とした総合教育サービス企業です。同社は持株会社として傘下に8つの教育事業会社を擁し、幼児から大学受験まで幅広い年齢層に対応した教育サービスを展開しています。「一人ひとりに最適化された教育」を基本理念として、完全個別指導による進学指導を主力事業としています。

同社の主要な顧客は、質の高い個別指導を求める首都圏の富裕層家庭が中心となっています。収益構造は月謝制の継続的な授業料収入が基盤となっており、医学部受験や名門校受験といった高額指導コースが収益性を支えています。直営方式による教室運営により、サービス品質の統一と高い利益率を実現しています。

事業セグメントは年齢・目的別に細分化されており、主力の「TOMAS」では小中高生向け個別指導、「名門会」では全国展開とプロ講師による家庭教師サービス、「伸芽会」では幼児教育と小学校受験対策を手がけています。また「メディックTOMAS」「MEDIC名門会」といった医学部受験専門ブランドや、学校内個別指導の「スクールTOMAS」など、ニッチ市場に特化したサービスラインも充実させています。

経営方針

リソー教育グループは、2029年2月期を最終年度とする新中期経営計画において、売上高391億円、営業利益36.4億円の達成を目標に掲げています。同社は「すべては子どもたちの未来のために」という企業理念のもと、完全1対1の個別指導による差別化戦略を推進し、景気動向に左右されない安定した収益基盤の構築を目指しています。主力事業のTOMASでは、一般的な補習中心の個別指導塾とは一線を画し、進学実績にこだわった指導により業界独占ポジションの確立を図っています。

重点投資分野では、デジタル変革による業務効率化と新規事業開発に注力しています。駿台グループとの連携による映像授業コンテンツ「駿台Diverse」の全国展開を加速させ、従来の個別指導に加えて副教科を含む多科目対応を実現します。また、独自開発したオンライン個別指導システムを活用したフランチャイズパッケージ「MOPS」では、10年間で加盟塾1,000校の獲得を目標としており、地方の学習塾との提携により全国展開を推進しています。

新市場開拓では、ヒューリックとコナミスポーツとの三社連携による教育特化型ビル「こどもでぱーと」の展開が注目されます。共働き世帯の増加を背景とした「教育のワンストップ化」需要に対応し、グループ各ブランドを集約した施設により囲い込み戦略を強化します。学校内個別指導事業「スクールTOMAS」では、10年間で私立学校200校、公立校100校への導入を目標とし、現在28%のオンライン受講率を5年後に50%まで引き上げる計画です。

技術革新への取り組みでは、生成AIの活用による業務自動化と顧客サービス向上の両立を図っています。時間割作成や講師連絡などの事務作業の自動化により従業員の負担軽減を実現し、浮いたリソースを顧客対応に集中投下します。また、持株会社機能を活用したグループ会社間の相互送客システムの仕組み化により、1歳から社会人まで一貫した教育サービス提供による顧客生涯価値の最大化を推進しています。

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