市進ホールディングスJP:4645

時価総額
¥48億
PER
11.5倍
教育サービス事業では「市進学院」「個太郎塾」などの学習塾運営や映像授業コンテンツ「ウイングネット」の提供、介護福祉サービス事業では「NIWA」などのデイサービスや訪問介護事業の運営。

事業内容

市進ホールディングスは、教育サービス事業と介護福祉サービス事業の2つの主要なビジネスセグメントを展開しています。教育サービス事業では、小学生から高校生を対象とした学習塾「市進学院」「個太郎塾」「茨進」などを運営しています。また、幼児向けの小学校受験指導「桐杏学園」や学童保育「ナナカラ」、日本語学校「江戸カルチャーセンター」も手がけています。

さらに、映像授業コンテンツ「ウイングネット」を全国の学習塾や教育機関に提供しています。これらの事業は、株式会社市進や株式会社市進東京、株式会社NPS成田予備校などの連結子会社によって運営されています。

介護福祉サービス事業では、「NIWA」「ふくろうの家」「お母さんの家」などのデイサービスを運営しています。また、認知症グループホームや小規模多機能型居宅介護施設、訪問介護事業、有料老人ホームの運営も行っています。介護職初任者研修事業も実施しており、これらの事業は有限会社敬愛や株式会社ライブコアサポートなどの連結子会社によって運営されています。

経営方針

市進ホールディングスは、「人を創る、ともに創る」をビジョンに掲げ、教育サービス事業と介護福祉サービス事業を展開しています。教育サービスでは、従来の学習塾から領域を拡大し、幼児部門や映像授業の全国展開、日本語学校の運営、海外事業の展開などを進めています。介護福祉サービスでは、小規模デイサービスやグループホームの運営を通じて、地域に根差した質の高いサービスを提供しています。

市進ホールディングスは、厳しい経営環境に対応するため、「マーケティング」、「イノベーション」、「人材育成」の3つを重点テーマとしています。教育サービス業界では少子化や教育費の抑制が課題となる中、オンライン教育やデジタルツールの需要が高まっています。介護福祉サービス業界では、高齢者人口の増加に伴う需要増加に対応しつつ、人材確保が重要な課題です。

教育サービス事業では、1対1対応や小学校低学年専門教室、難関大学合格を目指す予備校の運営を強化しています。また、ビジネストランスフォーメーションを通じて、サービス向上と業務効率化を図り、持続的な成長を目指しています。人材の採用と育成も重視し、採用手法の見直しや社員研修の充実を進めています。

介護福祉サービス事業では、顧客満足度向上や地域ニーズに応じたサービス提供、介護保険制度改正への対応を進めています。M&Aによる事業拡大や人材の採用・育成を通じて、サービス対象地域の拡大と有資格者集団の獲得を目指しています。介護福祉サービス事業の売上高をグループ全体の20%にすることを目標としています。