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ナトコ【JP:4627】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ナトコは塗料、ファインケミカル製品、再生溶剤の製造・販売を主力とする企業です。同社は自社とグループ会社の生産拠点で製品を開発・生産し、国内外の市場に供給しています。
主要な顧客は法人で、販売は直接取引と特約代理店経由の双方で行っています。同社の収益は製品販売が中心で、国内外の製造拠点と代理店網が売上の基盤になっています。
事業は大きく塗料事業、ファインケミカル事業、蒸留事業の三つに分かれています。塗料事業では合成樹脂塗料や関連製品を扱い、ファインケミカル事業では高機能性樹脂向けのコート剤などを製造し、蒸留事業では再生溶剤の製造と産業廃棄物の収集・処理を行っています。
経営方針
同社は「あらゆる表面のリノベーション&イノベーションカンパニーへ」を掲げ、2030年ビジョンの実現に向けて収益性重視の成長を目指しています。具体的な数値目標としては、2027年10月期までにEBITDAを28億円、自己資本利益率(ROE)を約6%に引き上げることを設定しており、付加価値の高い製品開発と生産性向上で達成を図っています。
同社は環境対応型製品や高付加価値製品への重点投資を進め、差別化を図っています。低揮発性有機化合物(低VOC)や工程短縮、低温焼付け対応の塗料、高耐久で省エネ効果のある塗料を拡充すると同時に、蒸留事業の拡大や廃棄物削減で循環型の供給体制を構築し、製品そのものとサプライチェーンの両面で競争力を強めています。
新市場や事業領域の開拓では、印刷のデジタル化に対応したインクジェット商材、コーティングを不要にする技術への対応、電子材料や自動車関連(モビリティ)分野への事業拡大を狙っています。蒸留事業については地域ごとの廃液回収網と前処理の効率化、より高純度な再生溶剤の製造技術の導入で需要増に応える計画を進めており、国内外の生産拠点最適化や老朽設備の自動化・省人化への更新も並行して進めています。
技術革新への取り組みは研究開発を中核に据えており、ポリマー合成、分散、コーティング、色彩の四つの要素技術を組み合わせた製品開発を強化しています。新素材や新製法を採り入れて意匠性や質感を高めた独自製品を目指すとともに、蒸留プロセスの高純度化や製造現場のデジタル化・自動化を進め、人的資本の強化や安全・品質管理の徹底を通じて技術と組織の両面で持続的な競争力を築いていく方針です。