ツムラJP:4540

時価総額
¥2956.7億
PER
12倍
医薬品事業において、医療用医薬品や一般用医薬品の製造・販売、原料生薬の栽培・調達・選別加工・保管、運送・保管、医薬品の開発を手がける。

事業内容

ツムラは、医薬品事業を中心に多様な事業セグメントを展開しています。日本国内では、医療用医薬品や一般用医薬品の製造・販売を行っており、これには株式会社ツムラが主要な役割を担っています。また、運送・保管業務は株式会社ロジテムツムラが担当し、原料生薬の栽培や調達、選別加工、保管は株式会社夕張ツムラが行っています。

中国においては、津村(中国)有限公司が地域統括を行い、平安津村有限公司と平安津村薬業有限公司が事業統括を担当しています。さらに、上海津村製薬有限公司と天津津村製薬有限公司が漢方エキス粉末の製造・販売を行っています。原料生薬の調達や選別加工、保管、販売は深セン津村薬業有限公司と盛実百草薬業有限公司が担っています。

ラオスでは、LAO TSUMURA CO.,LTD.が原料生薬の栽培や調達、選別加工、保管を行っています。米国では、TSUMURA USA, INC.が医薬品の開発を担当しています。これらの事業を通じて、ツムラはグローバルに医薬品関連のサービスを提供しています。

経営方針

ツムラは、漢方医学と西洋医学の融合を目指し、独自の成長戦略を推進しています。2022年に刷新された「TSUMURA VISION “Cho-WA” 2031」では、心と身体、個人と社会が調和する未来を実現することを掲げています。このビジョンのもと、ツムラは「一人ひとりの、生きるに、活きる。」というパーパスを中心に、サステナビリティビジョン「自然と生きる力を、未来へ。」を策定しました。

ツムラの中期経営計画(2025年度-2027年度)では、5つの戦略課題に取り組むことが示されています。これには、漢方市場の成長促進、KAMPOmicsによる新たな価値創造、中国市場での事業拡大、漢方バリューチェーンのDX化、そして人的資本の充実が含まれます。これらの取り組みを通じて、ツムラは日本と中国での事業拡大を図り、企業価値の向上を目指しています。

また、ツムラは品質と安全性の追求を重視し、「ツムラクオリティカルチャー」を基盤に品質保証の強化を進めています。これにより、高品質で信頼される製品の安定供給を実現し、顧客満足度の向上を図っています。さらに、ツムラはグローバル展開を視野に入れ、米国での医薬品開発や中国での中薬事業の拡大を進めています。