SpeeeJP:4499株価

時価総額
¥307.8億
PER
-14.8倍
デジタルトランスフォーメーション推進の4社体制の有力企業。中古不動産一括見積『イエウール』、外壁塗装一括見積『ヌリカエ』、介護施設検索『ケアスル 介護』のマッチングプラットフォームを展開。ステーブルコイン活用の国際送金基盤Project Paxで国内外金融機関と実証を実施。北海道から沖縄まで日本全国展開。

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事業内容

Speeeは、テクノロジーを活用して企業と消費者を結ぶデジタルサービスと企業向けのデータ活用支援を手がけています。主力は、不動産やリフォーム、介護を対象とした一括見積り・マッチングサイトや、広告配信とデータ分析を軸にしたマーケティング支援です。近年は金融分野でのデジタル資産や決済基盤の社会実装にも取り組んでいます。

同社の顧客は個人利用者と事業者の双方で、利用者は売却やリフォーム、介護入居を検討する個人、事業者は不動産会社や塗装業者、介護事業者、広告主、企業のマーケティング部門や金融機関です。収益は主に、利用者を事業者に紹介した際の紹介手数料や成約報酬、広告出稿量に応じた広告収入、コンサルティングや運用代行の月額・成果連動報酬で構成されています。

事業は「金融DX」「レガシー産業DX」「DXコンサルティング」の三領域に分かれており、金融DXではデジタル通貨や国際送金などの基盤構築を進めています。レガシー産業DXでは「イエウール」「ヌリカエ」「ケアスル 介護」といったマッチングプラットフォームを起点に、事業者向けの業務効率化ツールを提供しています。DXコンサルティングではデータ分析に基づくウェブ解析や広告運用、データ統合プラットフォームを通じて企業のデジタル化を支援しています。

経営方針

同社は持続的な成長と収益性の向上を最重要課題と位置づけており、売上高成長率、営業利益率、EBITDAの改善を目標としています。具体的には、顧客企業のデータ資産を収集・統合して複数のデータ活用サービスを提供することで、顧客ごとの成果を最大化し単価や収益性を高める方針です。また、紹介手数料や成約報酬、広告収入、コンサルティングの月額・成果連動報酬といった複数の収益源を組み合わせることで、売上の安定化と拡大を図っています。

同社はデータ活用、独自システム、人材・組織という三つの強みを中心に重点投資を行っています。事業運営で得た不動産仲介やリフォーム、マーケティング関連の検索データや見込み顧客データを使い、施策成果の事前予測や自動最適化プログラム、マッチング精度向上につなげる取り組みを進めています。領域ごとに最適化した独自システムを共通基盤上で展開し、オペレーションの効率化や工数削減を実現している点が差別化要因です。組織面では、バックオフィスを除く正社員の約3分の1をプロダクト開発、約3分の1をデータ分析・利活用、残りをビジネス系職種に配しており、専門性の深化と比率維持に投資しています。

同社は新たな成長領域として金融分野の事業化を加速しており、クロスボーダーのステーブルコイン送金基盤「Project Pax」やトークン化預金関連の事業に注力しています。並行して、イエウールやヌリカエ、ケアスル介護など既存のマッチングプラットフォームを起点に、レガシー産業のデジタル化を進めることで業界全体の生産性向上と顧客基盤拡大を目指しています。これらの取り組みでは、プラットフォーム経由での事業者向け業務効率化ツール提供やマーケティング支援を通じて法人顧客数の増加を図る具体的な計画を持っています。

同社は技術革新に対して積極的に対応する方針で、インターネット事業者の動向把握やAI・広告配信技術の情報取得を行うとともに、独自技術の開発に投資しています。エンジニアやデータサイエンティストの採用強化や教育制度の整備、情報セキュリティ対策の強化により技術力と信頼性を高める施策を実行しています。さらに、内部管理体制の強化としてバックオフィス機能の拡充、定期的な内部監査や社外役員の登用、内部統制システムの活用といった具体策を通じて、ガバナンスとリスク管理の両面で事業の持続可能性を高めようとしています。