プロパティデータバンクJP:4389

時価総額
¥96.8億
PER
10.9倍
不動産・施設の運用管理を支援するクラウドサービス「@property」を中心に、データサイエンスや商業店舗売上予測、Webアプリケーション開発など多岐にわたるサービスを提供。

事業内容

プロパティデータバンク株式会社は、主に「@property」事業を展開しています。この事業は、不動産や施設の運用管理に関するクラウドサービスを提供し、システム・インテグレーションを担うソリューションサービスや情報管理・分析サービスを行っています。また、不動産文書管理や印刷サービス、商業店舗売上予測クラウドサービス、データサイエンスサービス、Webアプリケーション・モバイルアプリケーションの受託開発サービスも手掛けています。

プロパティデータバンクは、統合資産ERP「@property」を提供し、不動産・施設の運用管理を支援しています。このソフトウェアは、顧客の業務効率を向上させることを目的としており、全国に分散する不動産・施設の管理をサポートします。クラウドサービスとして提供されるため、インターネット環境があればどこからでも利用可能です。

プロパティデータテクノス株式会社は、不動産関連企業向けに不動産文書の管理やデジタル化サービスを提供しています。また、機器メーカー向けに電子配信サービスや印刷サービスも行っています。プロパティデータサイエンス株式会社は、募集賃料算定支援サービスや商業店舗売上予測クラウドサービスを提供し、データサイエンスを活用した分析を行っています。

リーボ株式会社は、Webアプリケーションやモバイルアプリケーションの受託開発を主な事業とし、様々な業界のソフトウェア開発プロジェクトを手掛けています。これらの事業を通じて、プロパティデータバンクグループは不動産・施設管理の分野で多様なサービスを提供しています。

経営方針

プロパティデータバンク株式会社は、「新しい知識社会の創造」をミッションに掲げ、知識の集約を通じて顧客の業務に革命をもたらし、資産価値の向上を目指しています。同社は、卓越した知識の集約・マネジメント方法を提供し、顧客の業務効率を飛躍的に向上させることをビジョンとしています。

中長期的な経営戦略として、プロパティデータバンクは3つの柱を掲げています。まず、不動産からあらゆる資産にターゲット市場を拡大し、提供機能を深化させることを目指しています。次に、情報技術の進歩に対応し、自らを変革する中長期志向の経営を推進します。最後に、斬新かつ卓越したクラウドサービスの創造に挑戦し、顧客業務の効率化を実現します。

同社は、クラウドサービス「@property」を中心に、パブリッククラウドサービス市場での成長を見込んでいます。デジタルトランスフォーメーションの重要性が高まる中、クラウドサービスの有用性が再認識されており、今後も市場拡大が期待されています。また、REIT・ファンド市場での地位を確立しつつ、一般事業会社へのシェア拡大を図っています。

プロパティデータバンクは、2025年3月期を中期経営計画の最終年度と位置づけ、積極的な投資と新サービスの立ち上げを進めています。収入源の多様化を図り、顧客基盤を拡大することで、第二創業期を迎えています。クラウドサービスの多機能性を訴求し、収益の拡大を目指しています。

同社は、営業力と案件執行力の強化を優先課題とし、提案型営業の推進や人材育成に注力しています。また、「PDB-Platform」の競争力維持・向上を図り、AI技術の導入やプロモーション活動を強化しています。ガバナンス体制の充実や人材の育成も重要視し、持続的な成長を目指しています。