高圧ガス工業JP:4097

時価総額
¥572.4億
PER
12.7倍
高圧ガスの製造・販売を中心に、合成樹脂系接着剤や塗料の製造・販売、電子ペーパー製品の販売を行う企業。

事業内容

高圧ガス工業は、主に高圧ガスの製造・販売を行う企業です。同社は、ガス事業、化成品事業、その他事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、幅広い産業に製品とサービスを提供しています。

ガス事業では、建設や造船、機械産業向けに溶解アセチレンを中心とした酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガスなどの高圧ガスを製造・販売しています。特に溶解アセチレンは国内で高いシェアを誇り、同社の主力製品となっています。

化成品事業では、接着剤や塗料、建材用の合成樹脂系接着剤を製造・販売しています。また、瞬間接着剤や塗料、化成品関連の原材料も取り扱い、塗装や防水工事も行っています。これにより、建設や製造業界に幅広く貢献しています。

その他事業では、LSIカードやディスプレイタグなどの電子ペーパー応用製品を販売しています。また、食品添加物の販売や、同社製品の海外販売も行っています。これにより、電子機器や食品業界にもサービスを提供しています。

経営方針

高圧ガス工業は、持続的成長と企業価値の向上を目指し、中期経営計画「チェンジ&チャレンジstageⅡ」を推進しています。この計画は、ガス事業、化成品事業、ITソリューション事業を柱に、5つの成長戦略を掲げています。これにより、急速に変化する事業環境に対応し、企業価値を高めることを目指しています。

同社の成長戦略には、「事業拡大」「人材育成」「機能整備」「戦略投資」「社会調和」が含まれています。これらの戦略を通じて、収益力の強化や研究開発の推進、海外市場への展開、物流体制の強化、人材の確保と育成、内部管理体制の強化を図っています。特に、ガス事業では新規用途開発や環境負荷の低いガスの拡販に注力しています。

化成品事業では、環境に優しい製品の拡販や高付加価値製品の開発を進めています。これにより、住宅、自動車、医療分野などでの需要に応えています。また、研究開発では、SDGsや脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化し、新技術の採用と技術力の強化を図っています。

高圧ガス工業は、国内外での事業展開を進め、特にアジア市場での拡大を目指しています。ベトナムにおける子会社を拠点に、現地での製造販売を強化し、グローバル人材の育成と現地採用を推進しています。これにより、事業基盤の確立とさらなる成長を目指しています。