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テモナ【JP:3985】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
テモナはサブスクリプションに特化したEC支援サービスを軸に事業を展開する企業です。同社は2009年の「たまごリピート」開始以来、定期購入やリピート販売を支えるクラウド型のショッピングカートや運営ツールを開発し、リピーター獲得と継続収益化を支援しています。
主要な顧客は化粧品や健康食品などの通販事業者に加え、大規模EC事業者、法人向けにサブスクを提供する企業やフィットネス・美容などの実店舗事業者です。同社の収益はSaaSの月額利用料と決済に伴う手数料が中心で、受託開発によるエンジニアリング収入や、近年開始したサブスク型ファイナンスなどのフィンテック収入もあります。
事業はEC支援事業、エンジニアリング事業、フィンテック事業の三つのセグメントで構成されています。同社の主要製品にはBtoC向けの「サブスクストア」と既存の「たまごリピート」、法人向けの「サブスクストアB2B」、店舗向けの「サブスクアット」があり、いずれも顧客管理・決済・出荷など運営業務を一元化して事業者の運営効率化を支えています。
経営方針
同社は「サブスクで世の中を豊かに」を掲げ、サブスクリプション事業者向けの総合支援企業を目指しています。成長戦略の柱は既存サービスの拡充と新規収益源の創出にあり、国内のEC市場の拡大(2024年のBtoC-ECは約26.1兆円、BtoB-ECは約514.4兆円)を背景に安定したストック収益の拡大を図ります。経営上の数値目標としては、1人当たり売上高を2億円相当(20,000千円)に、高い収益性を示す売上高営業利益率20%を目指しており、既存顧客の継続率向上と新規顧客獲得で売上基盤を強化する方針です。
重点投資は自社のSaaSプラットフォームと顧客支援領域に向けられています。同社は「たまごリピート」「サブスクストア」などの機能強化や使いやすさ改善、保守体制の強化に投資するとともに、広告、コールセンター、物流、運営代行といった運営周辺サービスまで含めたワンストップ支援を進めています。これにより、化粧品や健康食品の通販、フィットネスや美容の実店舗、法人向けサブスクといった多様な業種のニーズに応え、月額利用料と決済手数料を中心とする収益構造で差別化を図っています。
新市場開拓と事業拡大では、新規事業の創出と外部連携を積極的に進めています。特にサブスク向けの与信サービスなどフィンテック領域への投資(例:サブスククレジット)を通じて収益の多様化を図るとともに、実店舗向けサービス「サブスクアット」や法人向けB2Bソリューションの拡大を推進しています。さらに事業の速度を上げるために他社との業務提携やM&Aの活用を検討しており、パイロット導入や営業力強化を通じて市場シェア拡大を目指しています。
技術革新への取り組みとしては、業界内の主要ベンダーや技術コミュニティの情報を定期的に取り入れ、サービスに最新技術を迅速に反映する体制を整えています。情報管理・セキュリティ面では、プライバシーマーク(2014年取得)やISMS認証(2019年取得)を取得済みで、定期的な社内教育やシステム強化を継続しています。なお、2025年10月に一部サーバーで不正アクセスの痕跡が確認されており、同社は被害拡大防止と外部専門家による原因調査を実施中で、調査結果を踏まえた一層の管理体制強化と技術投資を約束しています。