北越コーポレーションJP:3865

時価総額
¥1611.6億
PER
24倍
紙パルプ事業、パッケージング・紙加工事業、木材事業、建設業、機械製造・販売・営繕、運送・倉庫業などを展開する企業。

事業内容

北越コーポレーションは、紙パルプ事業、パッケージング・紙加工事業、その他の事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、多様な製品とサービスを提供しています。

紙パルプ事業では、北越コーポレーションはAlberta-Pacific Forest Industries Inc.やBernard Dumas S.A.S.と協力し、パルプや紙の製造を行っています。製品は主に北越紙販売株式会社やAlberta-Pacific Forest Industries Inc.を通じて販売されます。また、北越ペーパーテック新潟などの子会社が製品の仕上げや包装を担当しています。

パッケージング・紙加工事業では、北越パッケージ株式会社や東拓(上海)電材有限公司が紙器や液体容器の製造・販売を行っています。これらの製品には、北越コーポレーションから供給される加工原紙が使用されることもあります。また、株式会社ニッカンに紙の加工を委託しています。

その他の事業には、木材事業、建設業、機械製造・販売、運送・倉庫業などがあります。北越マテリアル株式会社はバイオマスボイラー向け燃料チップを販売し、北越エンジニアリング株式会社は設備の製作や保守を行っています。北越物流株式会社は製品や原材料の運送・保管を担当しています。

経営方針

北越コーポレーションは、持続可能な成長を目指し、長期経営ビジョン「Vision 2030」を掲げています。このビジョンでは、環境経営を基軸に、持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。また、多様な労働力と最新技術を活用し、新たな事業領域に挑戦する姿勢を強調しています。

「中期経営計画 2026」では、事業ポートフォリオのシフト、コスト・環境・安全に関する競争力の強化、サステナビリティ活動の推進を基本方針としています。特に、サステナビリティ推進本部を新設し、環境問題への取り組みを強化しています。

北越コーポレーションは、グローバルな事業展開を進める中で、北米や欧州での事業拡大を図っています。国内では、段ボール原紙事業やプラスチック代替素材の開発を進め、事業ポートフォリオの多様化を推進しています。

競争力強化の一環として、環境問題への取り組みを30年以上前から進めており、業界内での競争優位性を確立しています。また、コスト競争力の向上を目指し、最適生産体制の構築や原材料の効率的な調達を進めています。

安全競争力については、「hSA25(hokuetsu Safety Action 2025)」計画を進め、設備の安全対策を強化しています。これにより、従業員の安全を確保し、企業の信頼性を高めています。