AbalanceJP:3856

時価総額
¥137億
PER
4.3倍
太陽光パネル製造、太陽光発電所の販売・保有による売電、IT事業、光触媒事業、建機販売事業。

事業内容

Abalanceは、主に太陽光パネル製造事業とグリーンエネルギー事業を展開しています。太陽光パネル製造事業では、Vietnam Sunergy Joint Stock Company(VSUN)とTOYO SOLAR COMPANY LIMITEDが連携し、太陽光パネルの製造販売を行っています。また、セルやインゴット、ウエハの内製化を進め、グローバル・サプライチェーンの強化に取り組んでいます。

グリーンエネルギー事業では、WWB株式会社と株式会社バローズが中心となり、太陽光発電所や関連設備の販売を行っています。さらに、太陽光発電所の自社保有化を進め、売電収入を確保することで事業基盤の強化を図っています。この事業はフロー型ビジネスとストック型ビジネスの両面から収益を上げています。

その他の事業セグメントには、IT事業、光触媒事業、建機販売事業などが含まれています。特に建機販売事業では、WWB株式会社が国内外で建設機械の販売およびレンタルを行っています。また、2024年11月には株式会社デジサインの全株式を売却し、連結の範囲から除外しました。

経営方針

Abalanceは、2030年までに「再生可能エネルギーの中核的グローバル企業」を目指し、成長戦略を推進しています。同社は、国内外での発電容量1GWの達成を目標に掲げ、太陽光パネル製造事業ではインゴット・ウエハ8GW、セル16GW、パネル12GWの製造を目指しています。

同社は、太陽光パネル市場の需要動向や各国の政策を考慮し、最適なグローバル・サプライチェーン体制を構築しています。特にベトナムでの生産体制の最適化や、インゴット・ウエハの内製化を進め、収益性の向上を図っています。また、エチオピアと米国テキサスでの新工場建設を進め、製品供給体制を強化しています。

グリーンエネルギー事業では、太陽光発電所の自社保有化を進め、電力販売を行うストック型ビジネスを強化しています。Non-FIT発電所の開発やM&Aを活用し、収益基盤の拡充を図るとともに、系統蓄電池事業の拡大も目指しています。

財務面では、自己資本比率の改善に取り組み、太陽光パネル製造事業とグリーンエネルギー事業の成長を通じて利益剰余金を積み上げ、財務体質の強化を図っています。営業利益、ROE、自己資本比率を重視し、持続的な企業価値の向上を目指しています。