プロシップJP:3763

時価総額
¥510.9億
PER
20.6倍
パッケージソリューション事業では総合固定資産管理ソリューションのコンサルテーションからシステム導入、保守までを提供し、その他事業ではソフトウェア製品の仕入販売及び運用管理を行う。

事業内容

プロシップは、パッケージシステムの開発・販売、受託開発、システムの運用管理を主な事業としています。同社は、連結子会社1社と関係会社1社を含むグループ構成で、これらの事業を展開しています。

プロシップの事業は大きく2つのセグメントに分かれています。まず、パッケージソリューション事業では、総合固定資産管理ソリューションを提供しています。これには、コンサルテーションからシステム導入、保守までが含まれます。プロシップは、連結子会社のプロシップフロンティアや子会社の普楽希普信息系統(大連)有限公司に一部のパッケージ開発業務を委託しています。

その他事業では、主にソフトウェア製品の仕入販売や運用管理を行っています。これにより、プロシップは多様なニーズに応えるソリューションを提供し、顧客のビジネスをサポートしています。

経営方針

プロシップは、「Speciality for Customer」を基本理念に掲げ、情報システム&サービスの特定領域での専門性をグローバル市場で展開しています。同社は、顧客の企業力・競争力向上に貢献し、社会的責任を果たすことを目指しています。また、組織としての透明性や統治性を重視し、独創性と迅速性を持った活動を推進しています。

プロシップは、中期経営計画「Be Hybrid 2028」を通じて、2025年から2029年までの経常利益率30%超の達成を目指しています。また、2029年には社員1人当たり経常利益10百万円超を目標とし、売上高と経常利益の年平均成長率をそれぞれ17.1%、19.1%と設定しています。これにより、企業価値の向上を図ります。

同社は、業務用アプリケーションシステムをハイブリッドシステムソリューションとして提供し、顧客のシステム投資効果を最大化することを目指しています。特に「ProPlus固定資産システム」は、上場大企業・中堅企業向けに高い評価を受けており、今後も市場開拓を進める方針です。新製品へのバージョンアップや新リース会計基準への対応も進めています。

情報サービス産業においては、DXやAIの活用が進む中、プロシップは高付加価値な製品・サービスの提供を強化しています。特に「ProPlus」のブランドバリューを最大化し、上場大企業や中堅成長企業への市場浸透を図ります。これにより、グローバル経営の重要性に対応し、差別化を図ります。

プロシップは、優秀な人材の獲得と育成を重視しています。譲渡制限付株式報酬制度や教育研修体制の強化を通じて、営業および開発体制を強化しています。また、新リース会計基準やIFRSへの対応を進め、2024年には新ソリューション「ProPlus+」をリリース予定です。これにより、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。