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テクマトリックスJP:3762
事業内容
テクマトリックスは、IT関連のソフトウェア、ハードウェア、ソリューションの販売およびコンサルティング、保守などのサービスを提供する企業です。同社は、情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業、医療システム事業の三つの事業セグメントを展開しています。
情報基盤事業では、北米を中心に高い技術力を持つ製品やサービスを提供し、仮想化ソリューションやサイバーセキュリティ、ストレージなどの情報基盤の構築を支援しています。また、企業向けのシステム導入後の保守や運用・監視サービスも提供しています。
アプリケーション・サービス事業では、特定市場向けのアプリケーションを提供し、CRMやソフトウェア品質保証、ビジネスソリューション、教育分野でのソリューションを展開しています。自社開発の「FastSeries」などを通じて、顧客の業務改善やコスト削減を支援しています。
医療システム事業では、医療機関向けに医用画像のクラウドサービス「NOBORI」や医療情報サービス「EV Insite」シリーズを提供しています。これにより、医療情報の一元管理やフィルムレス運用をサポートし、地域医療を支援するソリューションを展開しています。
経営方針
テクマトリックスは、持続可能な社会の創造を目指し、ITを活用した社会課題の解決に取り組んでいます。同社は、情報基盤事業、アプリケーション・サービス事業、医療システム事業の三つの事業セグメントを展開し、それぞれの分野で成長を図っています。
情報基盤事業では、最先端のセキュリティ技術を活用し、企業向けにクラウドサービスやサイバーセキュリティのソリューションを提供しています。特に、継続的な監視と運用が求められるセキュリティ対策において、マネージドサービスの開発に注力しています。
アプリケーション・サービス事業では、特定市場向けのアプリケーション開発を加速し、クラウドサービス(SaaS)を推進しています。CRM分野ではASEAN地域での事業展開を強化し、生成AIを活用したコンタクトセンター業務の効率化を図っています。
医療システム事業では、医用画像管理システムのクラウド化を進め、ストック型ビジネスへの転換を図っています。また、AIプラットフォーム事業や病理分野への拡充を進め、医療情報の利活用を推進しています。
テクマトリックスは、2024年に新中期経営計画「Creating Customer Value in the New Era」を発表しました。この計画では、AIなどの新技術を活用し、社会課題を解決するソリューションを提供することで、顧客価値の向上を目指しています。
同社は、営業利益率とストック比率の向上を目標に掲げ、収益力の強化と安定性の向上を図っています。これにより、株主価値の向上を経営の最重要課題とし、持続的な成長を目指しています。