CRI・ミドルウェアJP:3698株価

時価総額
¥60.4億
PER
12.3倍
ゲーム向け音声・映像ミドルウェアと画像最適化などソフトウェア製品の許諾販売の有力企業。CRIWAREやOPTPiXなどのミドルウェアと音響制作、受託開発を展開。連結子会社3社体制と上海希艾維信息科技有限公司の保有。国内外のゲーム会社やモビリティ、家電・IoT向けに展開。

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事業内容

CRI・ミドルウェアは、ゲームや映像向けのソフトウェアを開発・販売する企業で、主力ブランドにCRIWAREやOPTPiXがあります。同社はミドルウェアのライセンス販売を軸に、音響制作や受託開発といった関連サービスもグループで展開しています。

主要顧客はゲーム開発会社やゲームメーカーで、ミドルウェアのライセンス料や導入支援、保守などで収益を上げるビジネスモデルが中心です。さらに、受託開発や制作業務、クラウド型のソリューション提供で売上を多角化しています。

事業は大きくゲーム事業とエンタープライズ事業に分かれており、ゲーム事業では音声・映像関連のミドルウェアや画像最適化、音響制作を提供しています。エンタープライズ事業ではモビリティ、カラオケ機器、家電・IoTの組込み分野やWeb向けクラウドソリューションに注力し、業界横断で技術を活かしています。

経営方針

同社は中期経営計画(2026–2030)の下で、事業構造をゲーム中心からモビリティ、ゲーム、オンラインコミュニケーションをコアとする構成に転換し、2030年度までに売上高100億円、営業利益率20%、許諾売上高比率60〜70%、ROE15%以上を達成することを目指しています。成長資金や技術は主力のゲーム事業で蓄積したノウハウと収益を源にし、エンタープライズ分野への研究開発投資や営業強化へ再配分することで、グループ全体の規模拡大と収益性改善を図る方針です。

重点投資分野はモビリティ分野や組込み機器、クラウドソリューションで、差別化の核は音声・映像に関する独自の処理技術とそれを組み合わせたソリューション提供です。具体的には車載向けのサウンドシステム「ADX Automotive」や車載メーター向けの「Glassco」の採用拡大、組込み用サウンドミドルウェアとGaN半導体を組み合わせた「D-Amp Driver × GaN」の新規展開、映像の高圧縮トランスコード技術を活かした次世代ソリューション開発などに注力し、ライセンス収入と保守・運用を含む継続収益の比率を高めることで高い営業利益率を実現しようとしています。

新市場開拓では海外展開と顧客接点の強化を具体策としています。ゲーム向けでは映像関連ミドルウェアを中心に中国や欧米で拡販を進め、中国市場ではアカウント営業による関係強化、欧米では直販と代理店販売の組合せで認知拡大を図ります。併せてCRIWAREの採用拡大を狙い、インディーゲームイベントへの協賛や専門学校での特別講義などを通じて開発者コミュニティを育成し、モビリティやクラウド分野では海外顧客との協業や継続取引の獲得を通じて事業領域の拡大を目指します。

技術革新への取り組みは明確なロードマップに基づいて進められています。ゲーム領域では音声解析によるリップシンクの次世代版や「CRI TeleXus」へのボイスチェンジ機能追加を予定し、クラウド分野ではリアルタイム処理や画像・映像技術を集約した新製品の研究開発投資を上期中に完了させ、下期に市場投入する計画です。また、高圧縮トランスコードやソフトとハードを組み合わせたソリューションによって技術的優位を維持し、不確実な外部環境を踏まえつつ継続的なR&D投資で競争力の強化を図ることを重視しています。