山喜JP:3598

時価総額
¥25.3億
PER
16倍
ドレスシャツやカジュアルウエアの国内外販売、製造、物流、不動産賃貸を手がける企業。

事業内容

山喜は、主にドレスシャツやカジュアルウエアの製造と販売を手がける企業です。同社は、国内販売事業、製造事業、海外販売事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。

国内販売事業では、日本国内でのドレスシャツやカジュアルウエア、レディースシャツの卸売と小売を行っています。また、これに関連する物流事業や不動産賃貸事業も展開しています。物流業務は山喜ロジテックが担当しています。

製造事業では、国内外でのドレスシャツやカジュアルウエア、レディースシャツの製造を行っています。山喜ソーイング、フェールムラカミ、タイ ヤマキ カンパニー リミテッド、ラオ ヤマキ カンパニー リミテッドが製造を担当しています。

海外販売事業では、海外市場に向けたドレスシャツやカジュアルウエア、レディースシャツの販売を行っています。上海山喜商貿有限公司がこの事業を担っています。

経営方針

山喜は、創業以来「最大の企業たらんより最良の企業たれ」を社是とし、時代の変化に対応したシャツファッションを提案し、生活文化の向上に貢献することを基本理念としています。また、株主や顧客、社員、取引先から信頼される企業を目指し、収益の向上と共存共栄を図っています。

2023年度から始まった「新中期3ヵ年経営計画」では、売上と収益の拡大を目指しています。特にオリジナルブランドの構築に注力し、「CHOYA」ブランドの一社化やショップ化を進め、既製ドレスシャツとオーダーシャツの市場シェアを拡大しています。また、新たなスタイルや価格のバリエーションを提案し、ブランドの認知度を高めています。

BtoC事業の強化も重要な戦略の一つです。山喜オンラインショップの会員数を増やし、広告やSNSを活用して顧客接点を拡充しています。これにより、収益性の改善と持続的な売上成長を目指しています。また、百貨店や量販店での直販型事業を強化し、販売体制の強化によるシェアアップを図っています。

新商品開発にも力を入れています。ドレスシャツでは、吸湿・吸熱冷感機能を備えた素材を使用した新商品を展開し、カジュアルやレディース、ユニフォーム関連でも新商品の提案を強化しています。これにより、受注拡大と売上の向上を目指しています。

山喜は、2025年度までに売上高150億円、経常利益4.3億円を目標としています。厳しい経営環境の中で、事業戦略の見直しや新規事業の検討を行い、業績の回復と収益基盤の安定化に努めています。また、手元流動性の確保やキャッシュ・フローの改善策を実行し、財務の健全性を維持しています。