オーベクスJP:3583

時価総額
¥40.1億
PER
7倍
サインペン先やコスメチック用ペン先の製造販売を行うテクノ製品事業と、医療機器の製造販売を行うメディカル製品事業。

事業内容

オーベクスは、テクノ製品事業とメディカル製品事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。テクノ製品事業では、サインペン先やコスメチック用ペン先の製造と販売を行っています。オーベクステクノロジー株式会社は、これらの製品の精密研削加工を担当し、中国の天津奥貝庫斯技研有限公司も同様の加工と販売を行っています。

メディカル製品事業では、オーベクスメディカル株式会社が製造した医療機器をオーベクスが販売しています。具体的には、薬液注入器であるベセルフューザーや血管造影用ガイドワイヤーなどが含まれます。一部の製品は、他の医療機器メーカーに製造を委託しています。

経営方針

オーベクスは、持続可能な成長を目指し、ESG経営を推進する中期経営計画「オーベクスビジョン2027」を策定しました。この計画では、新たな価値創出と持続可能な成長を追求し、2028年までに売上高70億円、営業利益10億円、ROE9%以上を目指しています。

オーベクスの成長戦略は、強固な収益基盤の構築、環境負荷低減活動の推進、成長を支える人材育成の3つの基本戦略に基づいています。特に、コア技術を深化させ、高付加価値製品と環境負荷低減製品の開発を進めることに重点を置いています。

テクノ製品事業では、アジア市場での拡販強化と新興地域への営業活動を推進し、差別化された高付加価値製品の市場投入を図ります。これにより、製品ラインアップを強化し、収益性の向上を目指しています。

メディカル製品事業では、ベセルフューザーや血管造影ガイドワイヤーを中心に、技術開発力の強化と基礎技術の研究開発を進めます。特に在宅医療分野への展開を視野に入れ、医療政策に即応した製品展開を図ります。

オーベクスは、渋沢栄一の「論語とそろばん」の精神を学び、社員の自律精神と専門スキルの向上を図ることで、経営理念の浸透と経営戦略の実践を推進しています。これにより、持続可能な社会への貢献を目指しています。