霞ヶ関キャピタルJP:3498

時価総額
¥1430.9億
PER
57.6倍
不動産コンサルティング事業を中心に、物流施設開発、アパートメントホテル運営、ヘルスケア関連施設開発、海外事業展開を手がける。

沿革

2011-09宮城県仙台市宮城野区において合同会社フォルテ(現 当社)を設立
ショッピングセンターフォルテ(宮城県柴田郡大河原町)を取得し、ショッピングセンター事業を開始
2011-11本社を宮城県柴田郡大河原町字小島2番地1に移転
2013-06ショッピングセンターの屋上に太陽光パネルを572kW設置し売電を行い、自然エネルギー事業を開始
2014-09不動産コンサルティング事業を開始
2015-06合同会社から株式会社へ改組
2015-08当社の商号を現在の霞ヶ関キャピタル株式会社に変更
本社を東京都千代田区霞が関三丁目7番1号に移転
2017-07本社を現在の東京都千代田区霞が関三丁目2番1号に移転
2017-11宅地建物取引業者免許を取得
2018-11東京証券取引所マザーズ市場上場
2019-09インドネシアに現地法人PT. Kasumigaseki Development Indonesiaを設立
タイに現地法人Kasumigaseki Capital (Thailand) Co., Ltd.を設立
当社子会社として霞ヶ関パートナーズ株式会社、霞ヶ関投資顧問株式会社、霞ヶ関アセットマネジメント株式会社の3社を設立
2020-03第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業登録
2020-05当社子会社として合同会社KC Investment1を設立
2021-03当社子会社としてKC Technologies 株式会社を設立
2021-04メゾンドツーリズム京都株式会社の全株式を取得し子会社化
2021-06OYO Japan 合同会社のオンライン不動産賃貸事業をKC Technologies株式会社が譲受
2021-10ロジフラッグ・デベロプメント株式会社を設立
2022-03一級建築士事務所の登録
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行
2022-05KC peaks合同会社を設立
2022-12ドバイに現地法人KASUMIGASEKI MIDDLE EAST PROJECT MANAGEMENT L.L.Cを設立
2023-09霞ヶ関パートナーズ株式会社を存続会社として、霞ヶ関パートナーズ株式会社とKC Technologies 株式会社が合併
2023-10東京証券取引所プライム市場に上場市場を変更
2023-11株式会社仙台89ERSの株式を取得し子会社化

事業内容

霞ヶ関キャピタルは、「その課題を、価値へ。」という経営理念の下、成長性と社会的意義を兼ね備えた事業を展開しています。同社の事業は、不動産投資に関連するコンサルティングやマネジメント、収益不動産の開発を中心に据え、社会課題の解決に貢献しています。不動産と金融の知見を活かしたコンサルティングや不動産開発が同社の強みであり、投資家の多様なニーズに応えるソリューションを提供しています。

霞ヶ関キャピタルの主な事業セグメントは、不動産コンサルティング事業で、これには物流施設の開発、アパートメントホテルの運営、ヘルスケア関連施設の開発、そして海外事業が含まれます。物流施設では、賃貸型の冷凍冷蔵倉庫を主に開発し、物流業界の効率化と収益性向上に貢献しています。アパートメントホテル事業では、中長期滞在型の宿泊施設を提供し、運営の効率化と安定収益を実現しています。ヘルスケア関連施設では、超高齢社会に対応するホスピス住宅の開発に注力しており、最期の時間を安心して過ごせる施設を提供しています。海外事業では、ドバイを中心に不動産マーケットへの参入を進め、日本の投資家に向けた投資機会の創出に取り組んでいます。

ビジネスモデルとしては、開発企画による付加価値の創出、プロジェクト管理報酬、成功報酬、アセットマネジメント報酬の4つの収益ポイントを持ち、開発ステージに応じてリスクを管理しながら、不動産開発の各フェーズで収益を上げています。また、法令遵守や利益相反防止体制の構築にも注力しています。

経営方針

霞ヶ関キャピタルは、成長性と社会的意義を兼ね備えた事業展開を行っており、その経営理念は「その課題を、価値へ。」とされています。同社は、物流事業、ホテル事業、ヘルスケア関連施設事業、海外事業の4つを主要事業セグメントとして位置づけ、これらの事業を通じてさらなる成長を目指しています。

事業拡大に向けた戦略として、不動産コンサルティング案件の開拓に力を入れています。これには、組織的な案件ソーシングの強化、経験豊富な人材の獲得と育成、取引企業や金融機関とのネットワーク強化が含まれます。また、資金調達能力の向上も重要な戦略であり、資本市場での情報収集・分析、調達先の多様化、先進的な調達手法の検討、取引金融機関との関係強化に取り組んでいます。

人材の確保と育成にも注力しており、多様性のある人材を確保し、専門性を高めることで事業の差別化を図っています。公正な評価とフォローアップ体制、教育体制の充実を通じて、魅力ある職場環境を提供しています。

内部管理体制の強化も同社の重要な取り組みです。経営上のリスクを適切に把握し、コントロールするために、監査等委員会と内部監査担当者との連携、定期的な内部監査の実施、効果的な監査等委員会監査の実施、リスクマネジメント・コンプライアンス委員会の開催、従業員へのコンプライアンス研修の実施などを通じて、内部管理体制を強化しています。

これらの戦略を通じて、霞ヶ関キャピタルは持続的な成長を目指し、社会に貢献する事業展開を推進しています。